中高生が表現を学ぶ時 日舞講師の小話ーその3ー

中学あるいは高校生くらいになると、習い事も3年5年と続いていたり、幼少の頃からずっと習っている、なんて人も多いのではないでしょうか。

ひとつのことを学び続けられること、それ自体とても素晴らしいことです。

年数に差こそあれ、内心得意だと思っていたり、多少のプライドも持っているかもしれません。

幼少から続けていて、順位のつく競技などでしたら、余計です。

しかし、長い人生から見ると、ここで下手にプライドなどを持って、「私はできるんだから、」と人の指導や、忠告を素直に受け入れられない、というのではあまりにもったいないことです。

まだまだ新しいことを学んだり、吸収できるのに、拒絶してしまう。

子供のころ1番を取ったりすることはもちろん素晴らしいことですが、子供の1番は大人の1番ではありません。

成長したら、その段階に応じて要求されるものが変わってきます。昔得意だったからと止まっていると、あとから始めた人に追い抜かれることにもなりかねません。

また、「私はこれができるからいいの」と新しいことを学ぼうとしない、これも危険です。

子供の頃だからよかったのかもしれない。成長して、(もちろん今までの経験が土台になることは間違いありませんが)違うことでもっと飛躍できるかもしれません。

違う道を見つけたり、あるいは今までと同じ道だったとしても他のことを学んだことによって更に理解が深まったり、花開くこともあります。

頭も身体も柔軟な今のうちに是非、えり好みをせず、謙虚に様々なことを学んでほしいと思います。

関連ブログ:身体表現を学ぶということ も是非ご覧ください。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。