確実に実行するために〜日舞講師の小話その10〜

いいかげんな記憶

若い人だけでなく、人はなかなかやろうとしても実行できないことが多いですね。
以前見たTVで、何故夏休みの宿題はできなくて最後まで残ってしまうか、みたいなことをやっていました。(NHKチコちゃんに叱られる、だったかな…?)
人の脳は一度に2、3くらいしか憶えていられないとか。
朝起きて、朝ごはんを食べ、「今日はプール!」
疲れて帰ると夜、見たいTV番組を見るともう1日が終わる…。
実験でも記憶については、割りに2,3しか覚えていないことがわかっています。
朝ごはんとプール、TVでもう1日やることをやった気分になる笑

芸能、芸術、クリエイティブなお仕事を目指す人であれば、日々感性を磨くのはもちろんのこと、表現するための技術も磨かなければなりません。

スケジュールを組もう

この対処法としてはやはりスケジュールをちゃんと組むこと。
私は前日夜に”明日の計画”と言うと大げさですが、要するにやることを確認します。
朝はこの時間までに起きて〇〇をして、午後出かける、夕飯は…、と1日をイメージします。

手帳などに大雑把で良いので書くと、それを目にすることでより具体的になります。

細かく決めることはしなくても、流れがわかれば無理なく動くことができます。
これを「明日はプールだ!」とそのまま寝てしまうとそれで1日が終わることになるのです笑
そして習慣化すること。

習慣化・続けることの意味

これについては、続けなければ意味がないので、続けられる無理のないやり方(スケジュール)をたてて、実行していきます。
自分の得意なことは割とやらなくてもできたり、気の向いた時だけやる、というのは楽しく感じやすいやり方ではありますが、身につけたい、成長したいと目標があるなら、やはりやり続けられなければ、達成できません。
芸能、クリエイティブ系のお仕事は一見華やかで、才能さえあれば、みたいに見えますが、成功した人は間違いなく皆さん努力しています。

終わりなく続ける

新しいものを生み出す人は、いつでも未知のものに触れたいとアンテナを張っていますし、ちょっと上手くてスポットライトが当たっても、そのまま歳を重ねては通用しない、ということを理解して更なる努力を続けています。
厳しく先生やコーチが”やってくれないと”みたいな他力本願でもいけません。
一生横についてくれるわけではないのです。
また、教えてもらえる環境にあったとしても、自分で考え、学ぼうとする人はいます。
そういう人が伸びていくし、成功することになるのです。
あ、これは成功しなければ間違い、という話ではありません。
どんな道でも、努力しても挫折はありえます。
ただ、その努力した体験、身についた技術はその後の自分に生かされるということです。
どんな経験も人生の上で無駄なことはひとつもありません。
人として更に成長することが大切ですね。

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ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。