相手と信頼関係を築く 日舞講師の小話ーその2ー

中学、高校と年齢が上がってくると、自我が確立し、精神的成長と共に反抗期が始まります。

年齢的には仕方がないところももちろんあるとは思うのですが…

せめて高校も半ばを過ぎたなら、少し大人になって先生を敵と見るのではなく、”交渉”してほしいと思います。

ただ文句を言ったり、無視するのではなく、ちゃんと話し合いをするのです。

幸い私の教えに通う学校には激しく反抗する生徒はいません。

いませんが、何も伝えてくれないこともあって、少し寂しい気分になることも。

友達との約束をすっぽかして、何も言わずに次に会った時今まで通りの付き合いができるのでしょうか。

先生も人間です。こういう理由でできなかった、遅くなった、など伝え、今後どうすべきか交渉(あるいはお願い)するべきではないでしょうか。

社会に出れば、例えば仕事の約束に遅れた時、理由を伝えて何とか待ってもらうとか、次の約束を取り付けるとか、交渉しなければなりません。

相手がどんな大会社だったとしても、対峙するのは大きな看板ではなく、同じ人間なのです。

交渉しても、遅れる理由を納得してくれたとしても、「今回は間に合わないので、なかったことに」なんていうことも普通にあるのです。

それでも、こちらの誠意を感じてもらえたなら、次のチャンスがあるかもしれません。

些細なことでも、次につなげることができるかどうか、それは同じ人間として、ちゃんと向き合い、どれだけ誠実に接することができるかにかかってきます。

学生時代、そんなに厳しい取引ではない先生とのやり取り、大人とのやり取り(バイト先など)を社会に出るための良い機会と思って積極的に伝え、交渉するトレーニングをお勧めします。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。