表現者のマナー 日舞講師の小話ーその5ー

舞台に立つ、観客の前に立つ時、何をしようとするでしょうか。

この日の為に何日も何時間も費やしてきた、練習の成果でしょうか。

発表会、というそれまでの練習の成果を見せるものであれば、それで十分見に来てくれた身内が、よく頑張った、と褒めてくれるでしょう。

しかし、お金をいただいて観ていただく、ということになれば、話は別です。

技術を習得すれば良いわけではなく、観る人に伝える努力をしなければなりません。

それがお金を支払ってわざわざ足を運んでくれた人々に対する、表現者のするべきことです。

一言で言えば表現力ですが、心を通わせる、というか相手を巻き込む、影響を与える、引っ張り込んでこちらの世界へ巻き込むような力があれば、理想的ではないかと思います。

出しゃばりとは違うのですが(上手く言えませんが…)そういう力のある人は、一緒に舞台に立つ仲間も引き上げ、大きな力となって観客とその場所全てを一体にします。

そんな舞台に立ち会えた時の喜びは、忘れられません。劇場が大きなタイムマシンのようになって異世界に連れて行かれる錯覚さえ起きます。(思い出すだけでも興奮が蘇る!)

舞台に立とうと思うなら是非、相手にどう伝えるのか意識し、表現してほしいと思います。

私自身も、そんな表現者でありたいと願っています。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。