春の芸術祭無事閉幕・そして卒業

私が日本舞踊の授業を担当している、東京表現高等学院MIICAでは、秋と春に芸術祭があります。
春は年度末であると共に、正に1週間後卒業式、という時期に行われ、3年生にとっては思い入れが強い最後の舞台となります。
この学校はクリエイティブな仕事、パフォーマーなど様々な表現を勉強できる学校で、年2回の発表の機会は、決して多いという感じはしません。
勿論高校生ですから、まだまだこれからという部分はありますが、一方でとらわれない発想の面白さもあって、自分が担当する日本舞踊の舞台のみならずいつも楽しみにしています。

日本舞踊は1年生が作り上げた創作日舞のフォーメーションが楽しい。
日本舞踊を知らなかった生徒たちの考えるフォーメーションは、日本舞踊では考えられない動きもあって、勿論動きの解釈的にあり得ないこともあるのですが、そんな想像を越えるアイデアを見られる楽しさがあります。
なるべく本人たちの考え通りに組み立ててあげたいのですが、たまに無理矢理感満載な時もあって笑、代替え案を出したりのアドバイスもします。
それも含めて、動きの意味がわかったり少し変えることで大幅に見栄えが良くなったり、良い体験になったのではないでしょうか。

日本舞踊の部活動は、2期生が創始して4年？かな、何とか続いているんですが、今年卒業の3年生は、ひとつ上の学年がいなかったため、1年の後期から部活動を支えてくれました。

入部したての1年生の時はとても大人しくて、でも真剣に取り組んでくれた姿を今も思い出します。
部活動も時間の制約もあってなかなかきちんと教えられないもどかしさがあるんですが、皆をよく率いて自主練習もしてくれて、現在1〜3年生が揃って上達できていることもとても嬉しく思っています。
卒業した先輩で、私の弟子になってくれた子もいて、技術的にはまだまだですが振り覚えの早さはピカイチで、”動ける”身体作りをしてあげられたことは、私の自慢でもあります。

今年私自身は体調不良のため、初めて参加できなかった芸術祭、残念でなりません。
あとから記録動画を拝見して、悦に浸ることにします笑

卒業生は未来に向かって頑張ってほしい。
残る2年生1年生は、新年度上級生となって新1年生を優しく、力強く迎えて欲しい。
いつでも主体的になって考え、行動できますように。
先生はいつでもサポートします。

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