身体(自分)を変えていく難しさ

皆生きていれば多かれ少なかれ自分の欠点を自覚して、何らかのコンプレックスを持っているのではないでしょうか。
近頃はいわゆる自尊感情を高くするべく子育てする方も多いとは思いますが、自分を俯瞰して、より良い成長をしていくことにもなり、コンプレックスを持つことはそんなに悪いことではない、と思っています。
性格や落ち込みやすいなど”思い癖”を直したい、と思っても簡単ではないですね。
直したい、と思う時点ですでにかなりの年月がたっているわけで、それを直そうとする場合、同じだけの年月がかかるのではないかと私は思っています。
そうでないと”あ、またこんなこと思って(言って)しまった”と毎回落ち込むことになりかねません。
失敗した、と思ったら、”こうすればよかったね””本当はこう思うようになりたい、そうしたら相手も気持ちいいし、自分も楽だ”などと、その都度自分に言い聞かせる。
そうするとだんだん思考が変わってきます。
少なくとも私はその方法でやってきました。
20代前半の頃と現在を比べれば、昔の自分が恥ずかしいくらいにはなっています笑
それでもやはり変わらない部分も沢山ある。

危険なのは、本で得た知識や講習会などで聞いて、理屈だけ”正しいこと”を知ること。
知っただけでできるようになった、変わったと思ってしまうことが良くあるのです。

人はそんなに簡単には変われません。

身体についても同じことが言えます。
身体表現についてもブログで書いていますが、身体も精神の影響を多大に受けますが、その上身体の骨格の癖というものもあります。
精神的に素直に受け入れることができても、身体的に素直に動かない場合もあるのです。
昔あるプロ野球選手がフォーム改造をする時、悪い癖を直したいと苦労している場面をTVで見ました。
何十回、何百回と理想とする動きをひたすら繰り返すのですが、それでもそのうちに1回でも以前の悪い癖で動くと、以前のフォームに戻ってしまう、と嘆いていました。
頭ではわかっていても、早々簡単にはいかない、ということです。

プロでもここまで苦労するのなら、仕方ない、と開き直った方が精神衛生上良いかも知れませんね笑
折角取り組むと決意したなら、気長に楽しくやっていきましょう。…というお話？笑