秋の芸術祭、ラストスパート！

あらゆる表現を生み出すための学びの場

私が日本舞踊の授業を受け持っている学校はクリエイター・芸術芸能系の学校で、秋と共に春(3月)の2回芸術祭があります。
演劇、ダンス、唄、演奏などのパフォーマンス系、写真、、動画、絵画などクリエイティブ系の表現発表の場です。

私は日本舞踊を授業と部活動で教えていますので、舞台パフォーマンスに毎回携わっています。
学校は、表現するお仕事、未だ無い新しい表現(お仕事)を目指すという方針があり、どんな表現手段でも柔軟に学び、それを糧として新しいものを生み出してほしい、と願って様々な授業を提供しているわけです。

ジャンルを越えて様々な表現ツールを学ぶ

私も「日本舞踊の基本は変わらないと思うので、その技術を使って、こんな表現もある、という体験をさせてやってほしい」とのお言葉をいただき、創作日舞を教えています。
基本技術はもちろん教えますが、和楽器を使った現代曲を振付した踊りを教え、彼等にフォーメーションなど表現方法を考え構成していく授業です。
身体表現は見ているのと実際動くのでは全く違うと思っています。

感性の良い子は動くとその本質に触れることができて、たとえその道に進まなくても良い体験になり、熟成して別の表現に繋げられるのです。
この奇跡に出会えるのもこの仕事の魅力ですね。
本当を言うとなかなか出会えませんが。
でも、直ぐ出ない場合もあり、これからの楽しみにはなっています。

さて最終練習です。

部活動の生徒たち(現在6名在籍)は、夏休み中に千舞祭という舞台(舞踊会、和楽器コンサート、舞踊ショー)に出演しており、そのおさらいと共に更にステップアップした内容にすべく、動きを調整しました。
今年はあまり練習時間が取れなくて大変ではありましたが、とても真面目な子たちですのであっという間に上達します。
このあたりは若さだなぁ、と思いますね(あまり褒めると調子に乗るので言いませんが笑)
その一方でもう少し1人ずつ詰めて教えたい、という気持ちも毎年のことですが、強く思ってしまいます。
この中から1人でも2人でも”もっと勉強したい”と入門してくれたら嬉しいなぁ、なんて思いつつ、それは強制することではなく、彼等が本当にやりたいことを見つけるお手伝いが少しでもできれば、と願っています。

秋の芸術祭もうすぐ！

芸術祭は9/16,17の2日間です。
この時初めて日本舞踊を観る人もいますし、現代曲の創作も貴重な体験になると思います。
これを観た人たちに「面白かった」「かっこよかった」「かわいかった」とお声掛けいただけることが1番嬉しいですね。
今年入部した1年生も入学前に芸術祭を観て「カッコいい！」と思ったらしいので笑
そういう人が増えてくれたら本当に嬉しいです。
勿論授業で日本舞踊に出会って、楽しかった、と言ってもらえることも本当に嬉しい。
1人でも多くの人が日本舞踊に触れる機会があったら、と強く願っています。

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