私が講師を務める高校は、芸術系の学校ということもあり、芸術祭が春と秋にあります。
夏休み後ということもあり、秋の方が規模が大きいというのが常ですが、今年度の秋は感染症が蔓延する中ということもあり、大幅縮小して催されました。
春の芸術祭では、そのうっ憤を晴らすべく、時間も無く制約の多い中、かなり頑張ったのではないかと思っています。
授業で振付を覚え、自分たちでフォーメーションを考える、という課題をなかなか見事に仕上げた1年生。
日舞では思いつかない構成もあり、半年の授業でここまでできるとはと感心しました。
部活はおととしの秋、今の3年生が立ち上げてくれました。
同級生に馬鹿にされてるような気がする、と泣いた3年生。
それならば、最後の春にカッコよく面白くステキな日舞ショーを作り上げて、あっと言わせてやろう!と昨年秋から頑張って練り上げてきました。
思えば昨年は長期休講もあり、実質は1年も部活動はしていないのだけれど、振付は遠慮なく難しいものにしてしまいました。
最初は覚えられない、踊れない、と泣きそうになることも。
練習も毎週できなかったり大変でしたが、私が見られない時も部員が集まって練習したりして、日が迫るほど結束し、上達していきました。
最後には芸術祭1日目が終わってから一部手直しをして、翌最終日には見事に直して集中してよい演技を見せてくれました。
彼女たちの舞台は、知らない方からも良かった、面白かったとお声がけいただけるほど大好評でした。
日舞を愛して部活を作ってくれた3年生、達成感と共に寂しさも味わいつつ卒業します。
熱心な3年生の下で、マイペースだった2年生も最後には底力を見せて、見違えるほど上達しました。
きっとあとを継いで良い部活動にしていってくれるでしょう。
私は彼女たちに色々教えてきましたが、最終的には教えられましたし、かけがいのない楽しい思いを経験させてもらってこんなに幸せなことはありません。
これからももっともっといろいろ教えたい、一緒に素敵な体験をしていきたいと思います。
みんな、本当にどうもありがとう!!
🌸芸術祭の舞台の様子が、学校のHPからご覧になれます。
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