自分の身体に聞く

体調を崩してしまった。
今日は教え子たちの芸術祭とライブがあり、その成果を見に行くことを楽しみにしていました。
特に3年生は卒業で、最後の芸術祭。
できれば行きたかったし、見届けたかったです。

4,5日前から、色々と考えることがあって、珍しく夜眠れませんでした。
そのせいか、3日前片頭痛を発症。
薬は極力飲まないようにはしているんですが、この時は2回、次の朝1回服用してしまいました。
3回目服用した日でも、結局完全に治らず、まぁ、かと言って重くもならなかったのですが、ずっと頭が重い感じでした。
身体も少しだるい感じがしたのですが、動くと治ることもあり、病気かどうかの判断は難しい。
次の土曜日は珍しく2人のお稽古のみだったので、動画撮影をしようと計画していましたが、身体の重さを少し感じて、”サボっていいのか”と葛藤しつつ笑やめてしまいました。
そして眠気が襲ってきて、暗くなるまで寝てしまったのです。
熱は36,8度36.9度くらいなので、微熱というほどでもなく。
西洋医学では基本対症療法だと聞いているので、具体的な不調がなければ薬は処方されません。
でも、明らかに身体が不調に向かっている時、できれば寝込む前に治したい、と私は思ってしまいます。
身体の不調を自分で気づくのは簡単ではありません。
単にやる気が出ないから、みたいな精神的原因かも知れませんし、変な時間に昼寝をしてしまえば、頭や身体が重くなることもあります。
この時休んだ方がいいのか、軽く外出などして気分転換したらいいのか、判断は難しい。
頭痛にしても、片頭痛と風邪からの頭痛との区別も簡単ではありません。
私は自宅の稽古場で教えることが多いので、割に自分のペースで仕事ができる利点があります。
自分の身ひとつが仕事に大事なわけで、身体の調子には敏感にならなければならないと思っています。
逆に外でお仕事されている方々は、就業時間が決まっていたり、相手に合わせることが多ければ、体調などに構っていられない、ということも多いのかと思うと病気が蔓延することも仕方ないことかも知れません。

私は土曜日昼間に寝てしまったにも関わらず、夜も寝られて、初めてこれは必要な休息だったのだ、と知りました。
そして次の朝頭、身体の重さと共に喉の痛みが…
今日は教え子たちの活躍を見たかったですが、2日後のお稽古(=仕事)を考えると無理はできない、と判断しました。
なかなか難しいですが、折角自分の体調と向き合える環境にあるのだから、身体を使うプロとして、ちゃんとコントロールできるようになりたい、と強く思います。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。