周りの助けを当然と受け止める子供たち

今は生涯子供を産む数も明らかに減っているわけで、その分丁寧な子育てがされている印象がありますね。
昭和前期の厳しい子育てから、後期にかなり優しくなって、それでも親自体は厳しく育てられた世代なので、厳し過ぎてもいけないと思いつつ中途半端になった(私の母談)子育て、その後かなり問題もあった”放任主義”。
子供の自主性を尊重するとの思いから、当然のしつけがおざなりになったとも言われました。

子供の数が減ってきている現在、それまでの子育ての反省、批判?、理想、その他様々な教育方針(方式?)が生まれて今どきの親は大変だなぁと、側から見て思います。

この子の個性を伸ばしたい、でもわがままにしたくはない、しつけ、礼儀作法、運動もさせたい、芸術も感性を磨くため必要でしょ、勉強も”最低限”できないと困るし…
とても丁寧に子育てをした結果、きちんとした子が増えて、それは勿論そういう子もいていいんですが、個性と言ってもお菓子の詰め合わせの様な綺麗さを感じますね。
少なくともクッキーのセットにどら焼きは入っていない笑みたいな感じがします。

そして、今1番気になるのはわがまま、というか、相手への思いやりがあまり感じられないことです。
勿論”人の嫌がることをしてはいけない”という理屈というか、そういう教育は受けている印象ですが…。

今の親世代は、わがままにしないために、なんでも欲しがるものを与えてはいません。
でも、どうしても欲しいもの、絶対にこれだけはやりたい、みたいなこと(夢?)は全力で応援するでしょうし、叶えてあげますね。
これは決して悪いことではない。
ただ、今の子達は、絶対に欲しい、やりたいことは親が(周りの大人が)叶えてくれることが当然の様になっている気がするのです。
親はどんなに自分が犠牲になっても、何とか子供の夢を叶えてやりたい、と思うでしょう。
また、それを恩着せがましく言うことも無いと思います。
昔は叶えてあげたいと思っても、できないことも多かったでしょうが、今は違う。

この、親の無償とも言える愛を周りの大人たちも同じようにするものだと錯覚している子供が多い気がしているのです。
親に対しても勿論なのですが、力を貸してくれる周りの人たち、大人たちに対して、当たり前のように思うことはよくない、と感じています。
でも、親の立場で自分が力を貸してあげていることに対して”感謝しなさい”と言うのも少し違う気もして笑

私は師匠(指導)をしている立場から、周りの助けを当然ではないと気づいてもらうために、”こういう事情で私も大変だけど、手を貸せるように頑張るね”と言うことがあります。
“あなたがそうしたいことに力を貸したいが、それは簡単なことではない”
と伝えるのです。

“親に感謝しなさい”と言う言葉はよく聞きますが、親だけではないんですよね。
そういう、周りの助けに想いを馳せることができるか。
常に相手の立場を思いやれるか、ということでもあると思いますが。
どうしたら感謝する気持ちを持てるようになるのか。
子育てはかくも難しい笑。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。