どんどん着物を着よう〜着物警察に負けないで〜

私が日本舞踊をしているからか、SNSでは若い人の着物姿をよく見かけます。
私の場合は踊るお仕事の関係で着物の着方はそんなに冒険できないので、若い人が自由に楽しむ姿は見ていて気持ちがいいし、羨ましくもあります。
着物警察なんてそんなこと気にしないで、と軽く声をかけたい気分でしたが、先日初めて着物警察なる投稿を目にして、驚いてしまいました。
もしも私が言われる立場だったら、きっと落ち込んでしまうし、何ならもう着物は着ない、みたいに思ってしまうかも知れないと思います。
着物の”正しい”知識をお持ちの方なのでしょうが、折角着物に興味を持ってくれた人に対して、あまりにも冷たく、陰湿にも感じます。
踊りもそうですが、今の日本では通常の生活では触れること、知ることができない異常事態です。
着付師の方の完璧な着付け動画だけでなく、やっと浴衣を着られるようになりました!みたいな若い人や、色合わせも現代風にワンピースと合わせておしゃれにとか、色々な切り口があるから様々な年代の方が興味を持ってくれるのです。
おかしいとかあり得ないとか言うのは簡単です。
でも、着物の着方自体着るシーンでかなり違うということも思い出してほしい。
皆が結婚式に行く服装をしたいわけではありません。
遊び着、おしゃれ着、仕事着、普段着。
踊りで言えば、娘、年増、女中、仲居、舞妓、芸者などその立場でも着方は違います。
長襦袢は正絹で作られた、着物の下に着るものです。
下着、との解釈もあるとは思いますがその下に肌襦袢、腰巻きも着ています。
動画で長襦袢を見せるなんて、みたいなお叱りもあるようですが、私はそんなに気にはなりませんでした。
裾を翻せば見えたりしますし、ちらりと見えるだけのものに色合わせや柄に凝ったりするのは昔からあったことです。

因みに日本舞踊の舞台衣装は、衣装屋さんに着せていただくのですが、着付師さんは殆どが男性です。
だいたい2人がかりで着せてくれます。
力仕事なんですね。
着せてもらう時は肌襦袢とステテコです。
衣装には長襦袢から腰巻きから全て揃っているのでそれこそ下着だけでいいのです。
舞踊家も普段でしたら男性は少数派なので、楽屋も一緒なことが多いです笑
そんなこともあって、襦袢姿を人前でさらすなんて!みたいな感覚はあまりないですね。

動画に肌襦袢とステテコで登場したらさすがにちょっと引きますけど、長襦袢を着ていたらとりあえず綺麗だしそんなに気にならない。
若い人の今の感覚で受け入れてくれる着方も楽しいですし、先輩なら暖かく見守ってほしい、と切に願います。

 

 ご相談お問合せ、ご依頼は⏬

🌸千翠流舞HP: https://sensui-ryubu.com

 踊りを楽しんでみたい方、千翠流舞メンバーになってみたい方!まずは無料体験で❣️

🌸千翠流日本舞踊教室HP⏬ https://sensuibuyou.mystrikingly.com

🌸千翠珠煌Twitter⏬

https://twitter.com/buyou_azaz?lang=ja

🌸千翠珠煌facebook⏬

https://www.facebook.com/sensuiryubu

🌸千翠珠煌Instagram⏬

https://www.instagram.com/sensui_ryubu/

🌸YouTube千翠流舞チャンネル⏬

https://youtube.com/@sensuiryubu

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。