物に対する思い

今日は長年お世話になった冷蔵庫とお別れの日(笑)
家を建てたあとにすぐ買ったものなので15年近くたっていました。
そう思うと壊れるのも仕方がない、と気づくのですが、冷蔵庫の中の物を出していて、ふと昔見た新聞の投書を思い出しました。
その人は確か20年使った冷蔵庫とのお別れを書いていて、冷蔵庫に対して「長年お疲れ様、色々な思いが溢れてくる。ありがとう」と伝えていました。
私は割と物への執着はない方で、特に冷蔵庫は毎度機能しなくなって仕方なく買い替えていたので、その投書を見た時、「偉いな、物への感謝か…」と思ったのですが…。
冷蔵庫の中の食品を出して、野菜室が汚れているのがわかり、”最後だし、少しは綺麗にしようかな”と拭き始めました。
その時ふと別れを惜しむ、というか、ずっと付き合ってくれたんだな…みたいな、”お世話になりました”的な気分になって、我ながら驚いてしまいました。
生活にどのくらい関わってきたかにもよるのかも知れません。
あれを作ろう、と思い野菜室、冷凍室、冷蔵室と便利にとにかく開ければすぐ使えるものが手に取れる気の利く相棒のように。
人形やぬいぐるみなど幼少よりあまり集めるみたいなことをしないで来てしまったので、物への執着が私にもあった、というのが妙に(笑)興味深く感じたのでした。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。