お絵描きの効能

お絵描きは習い事にならない、些細な遊びですが

私は物心ついた頃からお絵描きが大好きでした。
外で遊ぶより、家にいる時間の方が長かったと思います。
お絵描き帳、チラシの裏、使わないカレンダーの裏。
学校に行くようになってもノートの端の方につい手を止めることなく落書きしてしまっていました。
描くものはアニメの主人公だったり、ふと思い浮かんだもの、景色、動物…
今どきの親は褒めたり、こう描くのよ、なんて教えたりするかも知れませんが、私の親はそういうセンスが皆無な人で、絵を描くのが上手だと褒められたのは小学3年の時の担任の先生が初めてでした。
それからは図画工作、中学からの美術もずっと5(今は違いますか?5が1番上で1は落第点だったんです)
ストーリーも考えて、よく漫画なんかも描いていました。

絵を描く行為の意味

そんな趣味?も高校生になるとだんだん描かなくなって、というか描きたくなくなってしまいました。
このあたりは自分でもどうしてなのかわかりませんが。
さて、長じて役者だアクションだ踊りだと動くようになって、ある時気がつきました。
先生の動きを見てその通りに動く練習、というのが身体を自由に動かす訓練の根本になるのですが、全体的な動き、雰囲気などを受け取ることがどうも得意なようなのです。
顔はどっちを向いてる、その時手は、足は、
足を動かすどのタイミングで手が動くか、など
身体表現では色々なことを同時にしなければなりません。
それをひとつずつ見て真似するのでは時間がかかり過ぎるのです。
絵を描く人は、全体の景色を捉える癖がついています。
例えば景色を描く時、一軒の家から描くのではなくこのあたりが住宅街、この辺に駅前ビルが3本、と全体の様子が把握できる。
これはとても大きいですね。
本記事トップに載せた水彩画は、小学1年のお弟子さんkちゃんが、踊りの会が終わってから私が踊った「白鳥の湖」(左の絵)、自分が踊った様子(右)を描いてくれたものです。
凄く特徴(印象)を捉えていると思いませんか?

白鳥の湖

 

kちゃんも事あるごとに絵を描いているようで、ちゃんと全体の印象を捉えている、受け取っていることがよくわかります。

“遊び”は全ての表現の土台になる

ママ友の中には、「まだ上手に描けないから、描いてあげなきゃダメよね」なんて言う人もいましたが、技術ではないんです。
まだ10年も生きてない子供が受け取ったものを素直に”出せる”ことが大切なんです。
「こうした方が上手に描ける(見える)」なんて直してはいけません。
その子が感じたものを精一杯表現させてあげてほしい。
その本質をちゃんと受け取って「凄い‼️」と言ってあげてほしい、と思います。
そうしたら子供は喜んでもっともっと、と描くようになりますし、自然に技術もついていきます。
子供の頃の遊びは全ての土台になり得ます。
大人から見て未熟でも、失敗でも、子供にとって将来の大切な土台になっていきます。
だから、「失敗したけど大丈夫」ではない。
「こんなこともあるね」と笑って受け止めましょう。
子供がもしも泣いたら「大丈夫」「今度はどうする?」「今度はこうやってみようか」
誘導ではなく、サポートできる親(大人)でありたいですね。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。