日舞ダンサー千翠珠煌の子育てー性質と性格ー

子供の性質と性格

知り合いの保健婦をやっている方から、子供の性質は(恐らく能力的なことも)両親から半分ずつもらうのだ、と聞きました。

まあそれでも、私にしても、彼にしても両親から生まれているわけで、先祖をたどっていけば天文学的数字の人たちの性質を受け継いでくることになります。

だから、私のせい、彼のせい、ということもないのですが、生まれてきたわが娘は私が接してきた人たちの中には恐らくいない、初めてのタイプでした。

まず、特徴的な性質としてはこだわりが強いこと。集中力があるのはとても良いと思いますが、幼児には考えられないほどでした。

夫がまさにこの性格で、興味があることは、いつまでも何度でもできるのです。

公園に遊びに行くと、他の子たちは10~15分おきにお砂場からジャングルジム、滑り台と遊ぶものが変わっていきます。娘は、そんな周囲を全く意に介さず、40分くらいは平気でお砂場遊びをしていました。

親子3人で自然公園などに行ったときには、珍しい昆虫や植物など見せると、いつまでも動きません。私が「もう行こう」というと夫が「もう少し」といい、夫が「さ、そろそろ」というと娘が「もうちょっと」と言います。

この、もとからこだわりとか執着の強い性質の人というのは、恐らく結構いて、職人になったり研究者になったり、運動神経が良ければスポーツ選手になったりする人なのではないかと想像します。

集中力をつけるには

余談ですが、集中力は性質として持ち合わせていなくても、あとから鍛えていくことができます。

ほとんどの子供はそうそう集中はできません。

これは、子供に教えた経験から言えることなのですが、いろんな可能性をつぶしたくない、と沢山の習い事をさせるのはあまりお勧めできません。

2種類くらいは大丈夫ですが、その場合、復習の必要なものを重ねないことです。

水泳などその場で終われるものと家でやることがあるもの、といった感じがいいですね。

やるべきことがいくつもあると集中の度合いが低くなります。よく、子供の頃いくつも習い事をしたと自慢する人がいますが、それらをすべて自慢できるレベルにあると言う人には出会ったことはありません。

遊びでも、まだお人形で楽しんでいるのに「これは?」「これもどう?」などと次から次へ誘導してしまうこと。これは、楽しんでほしい、というジジババに多い行動とは言われていますが。

良かれと思ってついやってしまう行動が、集中力をつけられない大きな原因になります。

私の踊りのお稽古の時は、飽きてきたな、と思ったらすかさず「じゃあもう一回だけ踊ろう!」と言います。だれてきていますが、先生の言うことだし、仕方ない、と子供なりにお腹に力を入れてもう一回だけ、と頑張ります。これを重ねていくと集中力がついてきます。

踊りのお稽古はマンツーマンなので、本当の集中力がわかります。

5,6歳くらいまでは大体15分。でも、1か月もすると30分も一人で集中できるようになります。小学1年生で、宿題その他を30分も家で一人勉強なんてできませんよね。

マンツーマンのお稽古ってバカにしたもんじゃないんですよ。

ごめんなさい、つい言ってしまいました。

良い性質をいかしつつ、性格を形成していく

勘違いしてはいけないと思うことは、性質だけではいけない、ということです。

生きていくためには相手のことも理解したり、社会的なルール、日本人としてのアイデンティティも教えていかなければなりません。いくら自由に、とか放任主義だからとか親は勘違いをしてはいけません。

お互いの自由を尊重するためにやらなければならない義務があります。

親としては小学生くらいまでのうちは特によく考えて子供を導かなければならないと思います。

手探りの子育て

だいぶ脱線しました。踊りを長年教えてきて、「こんなことやって何になるの?」的なことを結構言われたりして悔しい思いもしてきたので、つい熱を帯びてきてしまい失礼ました。

さて、うちの娘ですが、集中力があるのは良かったのですが、初めて出会ったタイプ、というのはこんなことです。

イメージできないことは体現できない。

要するに運動神経が無い、のですが、、、そう単純なことではなくて、例えば踊りでもはたから見ると運動神経が無いと動けないだろうと思われる早い、複雑な動きでもイメージさえつかめればできるのです。

このことが理解できるまでだいぶかかりました。

自転車もブランコもうんていも、彼女の努力(集中力)で、できるようにはなりましたが、どうも乗りこなしている感じではなく、親としては「上手になったね~」ととりあえず言うしかなく。

ところが、日舞や学校でやるダンスなどは、どんなにハードでも踊りこなし、何よりも表現が素晴らしい、と先生に必ず褒められたのです。

身体を何とか動かして上り棒をのぼる、といった体の使い方は全くできませんでしたが、ここはこういう気持ちで踊っているの、という体の使い方はできるのです。

ですから、歩けるようになった1歳過ぎに「○○ちゃん(娘の名)も踊る!」と言い出し、踊らせましたが、こんなに早くから?と思いつつもやらせて良かったと思います。

親はその子供の性質をよく見極めて、とか社会性をとかいろいろ言われて、でもそんなに簡単なことではないですね。一人一人違うんだっていう事も育ててみて初めて分かること。

私も今また子育てすることになったら、きっと「初めてのタイプ」と思い、試行錯誤して行くのだろうな…なんて。

子育てって本当に難しいですね。

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ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。