叱らない育児？

親も人間なので、感情的になることもあります。
完璧な育児、子育てなんてないのではとも思います。

体罰はもってのほかですが、叱ると怒るを一緒くたにしていないでしょうか。
自由主義、放任主義など世代で色々流行りというか考え方としてありましたが、褒めればいいというわけでもないでしょう。

この頃の子供の傾向を見ると、褒められないことをすることの恐怖を持っている感じがします。
自分ができない、と認識すると泣き出すほど嫌がる子供が多いですね。
ここ10年くらい踊りを教えていて感じることです。

聞くところによると、幼稚園や小学校の先生からもそんな話があるとか。

褒められる体験は大切ですが、褒めてもらえないと自分の価値がないようなそんな気持ちになるのでしょうか。

叱ると怒るの差は、感情的になっているかどうかです。

私は幼少の頃親から怒られるのは、自分が悪いことをしたからというより親がイライラしているからだと認識していました。

友達の親が、感情的にならずに「気をつけなさい」と言っているのを見た時、こんな言い方があるのだ、と驚いた記憶があります。

いけないことをした時、「何やってんだ！」と叫ばず笑、危ないから気をつけなさいとか、こうなるからいけません、と落ち着いて言ってくれたら、自分を否定された気持ちになるよりも、これからの自分を思って教えてくれた、と理解できたと思います。

叱り方でも論破するような、追い詰めてしまう言い方をすれば、そう言われないために嘘をついたり、隠し事をするようになるかもしれません。

また、叱らない代わりに？
「言うことを聞かないとあなたの大切な〇〇、捨てちゃうよ」
みたいな脅しをかける親。
捨てられちゃうからやるな、ということでしょうか。
それでやめさせても、躾になるのでしょうか。
やってはいけない理由が理解できるでしょうか。
大切なものを捨てられた恨みだけが残りませんか？

褒めるより叱る方がずっと難しい。

親として、人として、師匠として、よく考えて成長していかなくてはと思わされます。

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