日本舞踊子供ステージへの思い

子供、未成年のための伝統芸能教室なるものは、結構あるとは思うのだが、未就学児や小学校低学年対象ではどうだろう。

現在の大人たちは、幼少の頃からポップスや洋楽器などには囲まれた環境ではあったけれど、日本の芸能に関しては、学校などでの”歌舞伎鑑賞”など、”学ぶ”ものであった気がする。

この頃では、昔から歌われた童謡さえ親から口ずさんでもらう経験も少なくなり、大人たちには、日本のものは勉強するもので、小さい子供にはつまらない、まだ教えるには難しいもの、という認識があるのではないかと感じてしまう。

ゆえに、子供のための日舞ステージいかがでしょう、とか、できれば浴衣を着て、一緒に踊ってみましょうなどと言っても、たいがい”そんなことしてもねぇ”とか”面白くないし、飽きちゃうでしょ”と(恐らく)思っていそうな顔をされるのです。

もっと自然にお遊戯の延長の様に日舞に親しんでくれたら、と強く願っています。

千翠流舞の子供ステージでは、小さな子供でも飽きない、楽しい踊りを用意しています。

(⏫画像は日舞ワークショップに1ヶ月参加して発表した舞台の様子。1日2時間の稽古を5回、誰も休むことなく楽しんでくれました)

とっかかりは、キッズソングが多いですが、途中さりげなく三味線曲(子供邦楽)を入れると、普段聞かない音が新鮮らしく、とても楽しんでくれます。

大人の様に、「三味線は…」などと区別しません。この柔軟な感覚が豊かな日本の音を吸収するのです。

この頃は、伝統芸能を取り入れて、などの国の方針もあって、授業に箏や三味線などを導入する動きがあると聞いています。

近くに住む専門家を招聘する地域がある一方で、学校の先生が慌てて三味線を習いに行って、生徒にそれを教えている、なんてことも聞いたことがあります。

いろいろな問題があって、すぐにどうこうできないのかも知れません。

これからの先生たちは当然日本の文化を体験していて、当然のように子供達に伝えられる日本であってほしいと思います。

そんな中の一つのきっかけとして、子供ステージなどを提供できたらなと思っています。

千翠流舞の子供ステージの様子はこちらから

💮千翠珠煌主宰の日本舞踊教室では、無料体験レッスンを 千翠流舞では日本舞踊ショー、子供ステージ、ワークショップ等を開催しています。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。