踊りを楽しむために〜向上心と自信過剰と劣等感〜

何かに興味を持って習いたい、と教室などに入会される方は、同じ行動でも人それぞれ楽しみ方がありますね。
ある程度教室の方針もあるので、あまりにも目的にそぐわないと思われれば、他の教室を探すことも悪いことではないと思っています。
私の教室の場合は、プロになりたい、或いはプロの方でもっと技術を高めたいという方から趣味として楽しみたい方、お子様の情操教育であったり、向いていると思う習い事として親が選んで、という方も多いです。
1番幅があるのは実は趣味の方です。
上手になりたいというより、好きな踊りを通して仲間作りをしたいみたいな方は、カルチャーなどグループレッスンの所がいいですね。
私は趣味の方は大歓迎なんですが、少しでもその人なりの踊りができるようにしてあげたい、踊りを好きになって欲しい、という気持ちがあって、とりあえず少しでも上手になりたい、という方に入門していただきたいと思っています。

さて、この”上手になりたい”の中にも幅というか、人それぞれの考えもあり、その辺りの気持ちは何とか汲んであげたいと思っています。
そのリードの仕方はなかなか難しいところではありますが笑
向上心はいいのですが、”完璧にできるようになるまで特訓して欲しい”みたいに極端になるとさりげなくセーブする必要があると思っています。
完璧にできる、という状態は永遠に訪れません。
真面目に取り組んでいることはとても良いのですが、そのために長時間(長期間)1曲だけをお稽古すると、他の踊りができなくなります。
身体の訓練は10回のうち1回しかできなかったことを3回、4回は成功するように目指してやっていくことなのです。(もっと成功率を上げたいのはプロの方ですね)
1曲、1つの動きに固執するより、様々な曲を身体に通して”動ける身体”にする方が得策だと思っています。

いくら褒めても”全くできない”と下を向いてしまう方も困りますね。
この頃はこういう方も減っていますが、できる所を褒めて、(その箇所だけでも)自信を持って動けるように導きます。
舞台前の仕上げの段階でしたら、他の方でもこのように仕上げていきます。
この、人をのせる部分は演出でもあります。
舞台は表現する場所であり、人から非難されるわけではない、と実感してほしいと願っています。

根拠のない自信過剰も困りますね笑
舞台上では良いのですが、こういう方は練習しません笑
直して欲しいところはきっちり伝え、お稽古でも何度でもやらせます。
頭でわかっても身体は動かないのだと実感してもらうためです。
まぁこれもプライドが高すぎる方がたまにいて、怒ってやめてしまう、なんてこともあって難しいのですが。
習いに来てプライドがあるって…。
と思いますが、そういう方は人に教えてもらうことができません。
残念ですがやめられても仕方ない、と思っています。

どんな方でも一生懸命練習して、
“私はこれだけやった!”と舞台に立てたら、それは幸せなのではないかと思うのです。
この楽しさを体験してほしくて、先生は頑張って教えているのです。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。