時代と共に早くなるテンポ

今日は歌の特番を見ました。
創作日本舞踊をしている身としては、古典を振り返りつつ、常に新しいものに出会いたいと思い、動画などの他、TVなどもチェックしています。
今は本当にテンポが速くなりましたね。
曲のテンポもそうですが、歌詞がとてつもなく多くて、よく口が回るなぁと感心してしまいます笑
思い返すと、私が若い頃”大人世代”が聞く”演歌を始めとする昭和初期までの”歌謡曲”は、歌詞がよく聞き取れはしましたが、ゆっくりだなぁと感じていました。
その当時歌番組は全盛期で、どのチャンネルにも毎週歌番組がありました。
80年代アイドル、新御三家(年がバレますね💦)その他大勢の魅力的な歌手、歌があって、特にファン、という人はいませんでしたが、その頃は色々な曲を楽しんだ記憶があります。
当時は大分テンポも速く”いい曲”だと感じて聞いていたんですが、現在思い出すと今とは比べ物にならないほどゆったり?歌っている感じもします。
時代のテンポもどんどん上がっているのだと思いますが、振付をする身としては、今の曲は速すぎると感じています。

歌詞がある曲では、歌詞を表現することが多いのですが、速すぎて全部を表現しきれないことが多いので、取捨選択して振付することになります。
歌詞の情報量は多いのですが、その分拍(ビート)はずっと同じことが多く、歌詞が重きを占めているのかなと感じます。

邦楽は同じ調子(拍)で続くことはなく、1番2番3番といった同じメロディが続くこともありません。
途中で調子が変わったり、ノリ(テンポ)が変わったりしながら、長い1番のみで最後までいく笑

今の方たちはダンスにも慣れていて、ビートにのるのがとても上手だと思いますが、ビートに全て乗り過ぎてしまうと日本舞踊らしさがなくなってしまう危惧もあり、悩みどころではあります。
若い人たちはビートに乗らないとなかなか動くのが難しいようで。
現代曲の振付としては、歌詞の取捨選択をしながらも歌詞を大切にして寄り添い、拍(ビート)ではなく歌や余韻などに寄り添って表現するようにしています。
現代曲を取り上げることによって若い人たちに日本舞踊に興味を持ってもらい、歌詞(=日本語の意味、気持ちの表現)を感じて拍ではなく気持ち、思いを表現してほしい。
現在の歌はこれでもかというほど思いを歌詞に詰め込んでいる気がしています。
日本舞踊にすることで新しい曲と思っていたものが歌詞によって伝えたいこと、伝えようとしていることがあり、これも”日本語””日本の文化のひとつ”だと改めて気づいてほしいと密かに思っています。

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ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。