表現・顔の表現を磨く

身体表現を新体操のリボンに例えて先日お話しましたが、1番表現として目立つところ、リボンに当たる最たる場所が顔ではないでしょうか。
顔も手先足先同様、鍛える場所ではありませんが、最低限必要な力があります。
使うのは表情筋です。
表情筋は1番精神的なものが表れやすいと想像します。
身体(手先足先を含む全体)も実は精神に影響されていますが、顔は1番相手にも伝わりやすいですね。
今は若さを保つためとかで、口角を上げるなどの”運動”やマッサージなどもよく言われていますが、美容はもとより、表情がちゃんと動かなければ、表現者にとって致命的であると言えます。
口角が下がっていれば、微笑んだつもりでも真一文字の不服そうな表情にしかならない危険もあります。

表情筋の鍛え方について、口、目、頬、眉など部分ごとに動かす方法はありますが、ふと昔ダンスのワークショップで出会ったパフォーマーのトレーニング法を思い出し、”あぁそうだ、身体表現と何ら変わらない”と今頃腑に落ちました笑

その方は”パパ・タラフマラ”のヴォイス・パフォーマーだった小川摩利子さん。
声のみならず身体全体も全てイメージして動く方でした。
“眉を上げて”と言われて額に皺を寄せてグッと上げると
“額に皺を寄せないで頭皮の中に引っ張っていって上げて、そこにフッと眉を乗せる感じ”
とか。
声を出す(響かせる)時は
“いい匂いを嗅ぐように鼻から息を吸って、口はゲンコツの手が入るくらい大きく開けて。
無理に開くのでは無くて吸うように開けて。
声を出す時はそのまま息を吐いて後頭部の上の方に声を響かせるように”
笑う時は
“顔全体を引き上げて。息を吸いながら力を抜いて。
額に皺を寄せないでね。頭皮全体で引き上げるつもり”
柔軟体操でさえ、
“硬くて吊るところがあったら、一回緩めてそこに息を吹き込んで”
ここで太腿の硬い部分をほぐすのに、太腿は息を吸えない、と言い始めたらできません笑
無理しない、余計な力を抜く方法なのだと思いますが、身体を動かすあらゆる部分に意識をする、意識できるようになる素晴らしい方法だと思うのです。
彼女は少しでも伝わるようにと、解剖図鑑まで持ってきて説明してくれました。
小さな、繊細な筋肉が集まる顔さえも全て繋がっていると教えてくれた彼女と出会えたことは、本当に今、宝物なのだと実感しています。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。