自分の身体を生かすということ

先日の夕刊に、エッセイスト麻生圭子さんの病気についての記事が載っていました。
麻生圭子さんと言えば、1980年代に大活躍した作詞家で、私は正にその世代で、よく親しんだ覚えがあります。
90年代にエッセイストに転身したとありますが、作詞家としては1番脂の乗った時期だったのでは、と疑問を持ちました。
そんな麻生さんは若い頃から進行性の難聴だったとか。
難聴と一言で言っても様々なタイプがあるらしく、彼女の場合は高い音から徐々に聞こえなくなるタイプ。
今にして思えば、子供時代からピアノの1番上の音だけおかしい、と感じていたとか。
しかし驚くのはこの状態で絶対音感を持っていたということです。
そのために高い音がおかしく感じても、自分のせいではなく、オーディオや楽器のせいだと思っていたそうで。
それでも不便は感じなかったそうですが、私のような一般人としては、難聴で音楽の仕事ができるというのは奇跡に近い、と思ってしまいます。
彼女の作詞した素晴らしいヒット曲の数々を思えば、調子が悪いとか病気とかは言い訳にしかならないのでは、と反省したいところですが、逆境をものともせず才能を開花させた麻生さんが凄すぎて、恐れ慄くしかない、とさえ思ってしまいます。

読売新聞2024/4/6夕刊より

 

この記事は何回かに分けて掲載されるので、後半難聴が進んでからの彼女の苦悩や生き方はこれから書かれると思いますが、難聴の診断を受けてすぐに治療など始めなかったと記されているところを見ると、弱点ばかりに目を向けない、前向きな生き方をされているのでは、と想像します。
そんな麻生さんを見ると、もう少し楽観的にやりたいことを突き進んでもいいのかな、と思うのです。

もうひと方はTV、”激レアさんを連れてきた。” に登場した嗅覚の鋭い人の話。
視力を失ってから嗅覚が鋭いことに気づき、なんと匂いからラーメン屋さんのスープの材料、火加減など完璧にわかり、わずか2週間の修業のみで大人気ラーメン店を築き上げたという、これもまた信じられない奇跡のようなお話です。
その人は麺を湯切りすると、早くお客様に届けるために、カウンターの外で皿を持って待つ店員に麺を投げたとの逸話までありました。
視力が殆ど無いのに?
五体満足な我々は益々できない言い訳ができなくなりますね笑

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。