役者さんに日本舞踊をお薦めするわけ。

私自身大きな流派にいるわけではないので、そもそも大師匠ぶるな、と思われるかもですが笑
ここのところ役者さんの入門が相次ぎまして、まぁ役者に限らないのですが、舞台などに登る表現者には結構有効な技術だなぁと改めて思っているところなので、その辺りを少しお話しようかと思います。

日本人であれば、時代劇に出演すれば必ずいる技術
着物を着さえすれば時代劇になるわけではありません。
所作指導の方が入ったりしても、一朝一夕で身につくものではありません。

それ以外でも有効なのは、舞台で身体表現する技術を習得できるということです。
身体を思い通りに動かせる技術はダンスでも同様に有効ですが、日本舞踊が圧倒的にプラスになるのは、必ず正面を意識して踊る訓練ができるからなのです。
正面とは観客のこと。
セリフのみならず、身体自体が誤解を招くことなく表現する、伝える技術。
映像なら1番良い角度を撮ってもらえますが、舞台は役者自身が良い角度を作って観客に見せなければなりません。
日本舞踊をやる方はその辺りは考える前に自然にやれる技術です。
これが慣れていないと、演技に夢中で身体がどっちを向いているかわからなかったり、このポーズでセリフをと演出家に言われても、身体の動きが気になって演技が上の空になるということになったりしますね。
実際気持ちが昂ると身体が硬直しちゃう、みたいな役者さんを見たこともあります。

そしてもうひとつは、自分の意識を舞台全体、会場全体に満たせること。

日本舞踊のお稽古は、1人で舞台に立って行います。
目の前も鏡ではありません。
勿論鏡を見ながら動きを学ぶこともあると思いますが、基本正面を見て踊る。
日本舞踊は、”舞台面”と言って正面からどう見えるかが重要ですので、先生も正面から見て見せる角度が正しいか、動きが正しいかチェックしているわけです。
舞台に1人で立つ環境が通常なので、普通にお稽古しているお弟子さんなら、自然に舞台全体に意識を持てるようになります。
正面には大勢の観客がいなくても、先生が見ているわけで、必ず見ている相手に対する意識を持っています。
以前のブログにも書きましたが、鏡を見て人と(先生と)同じ動きをすることばかり意識していると、正面の観客に見せる意識はできません。
本番までには、鏡を見ずに正面を向いて表現する練習を多くすべきだと私は思っています。

無意識のうちに表現するための身体の動きができるようになる、着物の自然な所作ができる、そんな日本舞踊を役者をはじめとする表現者の皆さんには心よりお薦めします笑

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。