インプットと共に大切なアウトプット〜表現するために〜

私は一応(?)家元を名乗っていますが、これは私の流派である、私の振付(流れ)を組んでいる、ということです。
流派の全ての振付を私が担っています。
当然と言えば当然なんですが、結構大変なことをしているつもりでいるのに、そう思われていないと感じることもあり、悶々とすることもあります笑

日本舞踊には独特の振りがあり、またお芝居の場面での決まりごとなど、感性が赴くまま自由にできないところがあります。
創作ですので、アレンジ、オリジナル、また他の技術を取り入れたりも勿論しますが、明らかな間違いをするわけにはいきません。
そのために沢山の踊りを教わり、身体に通すと共に決まりごとも勉強してきたわけですが、それを長年やってきたからと言ってすぐ振付ができるわけではありません。
“理解した””できるようになった(技術を獲得した)”からそれらをすぐに振り付けに反映させる(=アウトプット)というのはかなり難しいです。
アウトプットもインプットと同じように練習しなければ、できるようにはなりません。
ましてやそれらの技術を自分の個性を出したり、応用するなどということははるか先の話です。
勉強したことを自在に使いこなせるようになるには時間がかかることは、どんな仕事にも言えることではないでしょうか。
ただ、芸能などの表現に関して言えば、未熟な”新人”の段階では全く仕事として成り立ちません。
全く笑いが取れないお笑い芸人に、誰がお金を払って見るでしょうか。
気に入らない曲は、誰も聞きたくないでしょう。
アウトプットは、単純に覚えたことを思い出せば良い訳ではありません。
それをどう自分のイメージ通りに成立させるか。
ひとつの作品に仕上げるのは別の技術だと考えます。
以前歌手の山崎まさよしさんが、売れる前自宅アパートに引きこもって延々と毎日曲を作り続けたと聞いたことがあります。
何百曲かは忘れましたが、かなりの量になり、その中からヒット曲が誕生したようです。
勿論その後も作り続けたのでしょうが、とにかく作る、という作業はその後の彼の創作活動のための良い足腰になったのではと思います。
私も、毎週1曲振付することを3年間続けたことがあります。
今では500曲くらいにはなりました。
駄作も勿論あるのですが、作り続けることに意味があったと思っています。
簡単な振りでもなかなか思いつかず、歌詞のないところをどう振り付けするかも難しいことでした。
とにかく振りを絞り出す笑
これは教わる(インプット)よりも確実に自分のものとして定着します。
同じような内容の歌でも、曲の雰囲気が違えば振りの感じも変わる。
自由に振りを繰り出せれば、あとは感性の問題です。
ただ感性があるだけでは、振りは出て来ない。
振り付けは経験がものを言うんです笑
新しいものを生み出す、作り出す人たちは、教わることと同じだけ、要するに倍は少なくとも勉強しているのです。
私なども古典ではないので下に見られることも正直ありますが、簡単だと思うならやってみればいい、と思いますね笑
明らかに数字の出るお仕事ではないので難しいのかも知れませんが、それでも一途に表現し続けている人たちをもっとリスペクトしてほしい、と心から思います。

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ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。