この頃はSNSで様々な立場の人の話がダイレクトに見られるようになりました。
夫婦の在り方については、私の年代でも結構問題があって、ただ今ほど沢山の事例を知ることができなかったこともあって、モヤモヤすることも多かったですね。
今は専業主婦は少なくて、正社員共働きも当たり前にありますが、それでも家事負担は女性に傾くことが多い気がします。
お互いに働いているのに、家事に関しては昔と価値観が変わらない人が多い。
女性が「私ばかりが!」と訴えても問題意識が無いのは、女性がやるべき、という価値観と共に、
家事自体を仕事とみなしていない、簡単な、生産性のない(利益の出ない)もの、という捉え方をしているからではと感じます。
報酬を得られないことを無価値のように言われるのはとても辛いですね。
私は結婚当初から日本舞踊の指導をしていたのですが、稽古日でない日に夫から
「今日はなにもないの?」
と言われるのが非常にイヤでした。
彼にとっては”お稽古の無い日”、という確認だとは思うのですが、
私としてはお稽古が無くても、”何もない”訳ではありません。
朝5時に起きて朝食を作り、お弁当を作り、洗濯掃除をして、、買い物に行って、夕飯を作って、子供がいれば一日中休むことはできません。
それは仕事に行く夫が健康であるように、家で快適に過ごせるように心を砕いている私の”仕事”なのです。
それを無いことにされるのは納得できない訳です。
“そういう意味じゃない”
と言いますが、だからといって家事が大変だとも思っていないでしょう。
休みの日に子供(2歳頃)を夫に預けて20分ほど買い物に出たことがあります。
帰ると夫はいかにも辛かったような顔をして
「大変だった」と言いました。
子供は泣き叫んだわけでもなく、おとなしく遊んでいたのですが笑
家事を”手伝う”とき、奥さんに指示されて怒る旦那さんは、仕事場で上司にも怒っているのでしょうか。
奥様には奥様のやり方があり、その道のいわばプロなんですから、”手伝う”立場なら従うべきですね。
誰でもできる簡単なことと馬鹿にしているからそんな態度になるんです。
言い始めるとどんどん出てきちゃいますね笑笑
家事は、給料が発生しなくても無価値なわけではありません。
だからこそ私は給料の代わりに夫に何か言ってほしい、と思っていました。
特別なプレゼントなんていらないから、
“ありがとう”のひと言があったらやった意味もあるし、ちょっと報われるというか。
結婚して2人で協力して生活する意味をもっと考えた方がいいですね。
でなければ
“俺の給料を勝手に使うやつ”
“余計な家事をしなければならない鬱陶しい夫”
になる。
これでは一緒にいる意味がありません。
お互いに尊重して、感謝し合って、協力して家庭を築きたい。
家事の価値

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