舞台は娯楽である

私は普段身体表現について、身体の動かし方や意識、演技など色々述べていますが、
私の踊りに関して言えば、芸術ではなく娯楽だと思っています。
昔歌舞伎鑑賞にやってきた高校生を引率した先生が、生徒たちに
「行儀良く、静かに鑑賞するように」
と注意していたのをその時の出演者の18代目勘三郎さん(当時は勘九郎)が聞いていて、
花道に出てきた時、
「芝居なんだから楽しめばいいんだよなー!」
丁度酔っ払いの役だったので、観ている生徒達にアドリブでそう言ってやったと後のインタビューで語っていたのを良く覚えています。
勘三郎さんの舞台には勿論、到底足元にも及びませんが、
“どうしたら理解してもらえるか”
“どうしたら楽しんでもらえるか”
私も常に考えています。
昔踊りを習っていた頃、舞踊会では観客に対する意識ではなく、
“何ができるか”
“何が踊りたいか”
が全てでした。
そして演目による暗黙の了解である順番はあるものの、大抵観客を飽きさせない構成というよりは、出演者の格(要するに先輩はあと、とか師匠は一番最後に踊るとか)が一番優先されることでした。
私の舞台でも以前は他流の方を沢山呼んで出演いただいたりしたこともあったのですが、先生の踊りのあと組踊りで賑やかに、なんて構成にしたら苦情が入ったりするので笑、呼ばなくなってしまいました。
話は少し逸れましたが、舞踊会に身内しか観に来ないのは出演者のための会だからだと私は思っています。
私はそれをどうしても観客のためのものに変えていきたい。
娯楽になることを真面目に取り組んでいる、ということです笑

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。