身体の異変を察知する感覚は

先日久々に市の基幹病院を受診しました。
身内が1週間ほど不調で、かかりつけ医処方の薬の効果があまり得られなかったためです。
コロナもインフルエンザも陰性、喉や鼻も異常なく、頭痛と高熱のみが全く治りませんでした。
薬を変えても39°、40°と熱が上がるとやはりかなり心配ですし、本人も眠れないほどの苦痛で、二度目の通院後に基幹病院への紹介状を書いていただくことになりました。
素人としては、薬を飲んで40,9°も熱が出ると、明らかに異常だし、本人は勿論、私が見てもただことでは無いと感じるわけですが、医師たちはそうでもない受け取り方をしている感じがして、ちょっと不信感を持ってしまいました。
検査といえば血液検査とレントゲンのみ。
かかりつけ医はその他の症状なども見て膠原病なども疑えるかも、としましたが、そう疑うためには熱が1ヶ月以上続くなどしないと…と言われてしまい、本人はもうこの高熱をどうにかしてほしい、と苦しんでいるのにどうして…と思ってしまいます。
検査自体は異常が見られず、要するに今のところは
“何かのウイルス、かな?”
くらいの予想で、解熱剤を処方されました。

もう40年近く前ですが、日本舞踊で名取試験のためにかなりハードな稽古をしていた時、膝と腰がどうしようもなく痛んだことがあります。
整形外科を受診しましたが、
腰の方は椎間板が少し詰まっていて、レントゲンに写り、負担をかける動きだったなと、その動き方を変えたところ、すぐ良くなりました。
膝は、もう激痛でどうしようもない状態でしたが、骨折でもないため、レントゲンで異常が見られませんでした。
痛いと言うのに笑、膝を捻ったり伸ばしたり色々されましたが結局わからず、湿布だけ渡されて終わり。
これで治らなかったら?と聞くと
「膝関節に鉛筆ほどの太さのもの(検査機械)を刺して、膝の中がどうなってるか見るかな」
と言われて青くなりました。
帰りに昔から懇意にしていた接骨院に寄ってみると、私の膝を見ただけで、
「うわっ、これ痛いでしょう!水が溜まってるよね。」
その後触診して何処がどのように痛いか確認して、
「恐らくうちの治療で大丈夫だと思うよ。2週間しても改善しなかったら整形外科で検査受けたら?
ウチも膝の中まではわからないからね。
でも、外から見ただけでもこれだけ異常なんだからまずそれを治したらどうかな?」
と言われて結局それで全快したのでした。
今は整骨院など乱立していてわかりませんが、昔は接骨院で捻挫、単純骨折は治せたんですね。

整形外科で脱臼を治してもらったのに、子供がまだ痛がっているので、と来院した親子に出会いましたが、接骨院の先生が肘を押さえて手を優しく回すと”あ、入った”と子供が言い、治したのを見たこともあります。

データとか完璧な数値だけを頼りにし過ぎると、人間特有の感覚というか、そういうものがだんだん失われて来ていないか、と思わずにはいられません。
誰でもわかる(通用する)数字や言葉も便利ではありますが、それだけでは表せない大切なことを見過ごしていないか、あるいは元からそんなものない、と馬鹿にしたりしていないか。
舞台など表現をする者たちはそのあたりを何とか伝えるために身を削っているわけですが、”人”に対峙する医師も、数値だけでなくその人の身になって訴えを真摯に聞く姿勢が”医療”という行為の中にいつもあってほしい、と思います。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。