日本人の物の扱い方

日本舞踊では小道具を使うことがよくあります。
歌舞伎舞踊から発展しているので、”舞踊劇”が多く、役柄によって様々な小道具を使ったりします。
純粋に舞踊表現をする場合では手踊りも多いですが、お扇子や傘などを使って華やかにすることも多いですね。

さて、小道具のお扇子ですが、見た通り”あおぐ”ものではありますが、踊る時以外に「あー、暑い」なんてあおいでいると、師匠に叱られます。
踊る時以外に使ってはいけない、ということなのです。
道具はそれぞれ役割を持って作られていますが、踊る時に使う小道具は、大切に保管する物で、踊り以外で日常使いをすることはありません。
舞踊扇子は量産されている物ではなく、竹から削り出すところから職人による手作りです。
そんな敬意も込められているのかなとも思いますが、日本でははるか昔からものを大切にしたり、感謝したりする文化が連綿と続いているのではないかと思い当たりました。
すぐ思い出すのは針供養です。
他にも沢山遊んだ人形を供養したり、様々な物への感謝がありますね。
以前、日本人が沢山集まって靴を脱いで部屋に上がる時、皆靴を揃えていたことを驚愕の目で見ていた外国人の話をTVで見ました笑
その方の祖国では、大人でも全く気にすることなく靴は脱ぎ捨てられ、人の靴を踏みつけて部屋に上がっていると。
「是非日本の良いところを見習いたい」とその人は語っていました。
日本人も世代がどんどん変わって、あまり気にしなくはなってきたのかなとは思いますが、さすがに人の靴を平気で踏みつける人はまぁそんなにいないかな、と笑
生活の中では段々薄れてきているかも知れないことですが、和文化に触れるといにしえの日本人のものを大切にする心に触れられるかも知れません。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。