伝統芸能を学ぶというと、何年も修行して、それでもわからないことがあって、一生師匠について行く。
苦節何年、みたいな言葉が浮かぶような印象があるかも知れません。
私は元々アクション俳優という体を使う仕事をしてきた為、日舞に対して早くから、何故上手く見えないのか、どう体を動かしているのか、という疑問に悩まされてきました。
振付を覚えただけでは、師匠と同じように”上手く”見えないのです。
ダンスのように大きく手足を動かすものであれば、まだ迷わなかったと思いますが、動きが小さいのでその仕組みが理解できません。
10年程試行錯誤して答えを見いだせた時は、なるほど!と唸りました。
動きの仕組みが分かったため、それを踏まえて早く上達するための他の習い事もしたりしました。
それからは表現も動作も飛躍的に大きく、自由になり踊りに夢中になりました。
しかしなぜ先生方は根本的な体の使い方を教えてくれないのだろう
これまで何人かの先生に教わる機会がありましたが、どの先生も、振付は教えてもどう動けばよいか、そのからくりまでは教えてくれませんでした。
これがわかっていれば、もっと早く悩まずに成長できたのに…。
日本舞踊は不文律として、師匠の下で一生修業を続けていかなければならない、ということがあります。
先生になっても通うことを辞められません(もちろん教わりながら教えたい、という本人の希望があれば、それはそれでOKですが)
一生通ってもらうために、教えることをを小出しにしている?それはわかりませんが(笑)
私の教室では、体の根本的な動かし方、振付の意味などできる限り教えています。
その方が理解度が格段に上がり、踊ることが数倍楽しくなります。
ちゃんと種明かしをして教えれば、基本は10曲(古典ではない短い曲)で十分マスターできます。
また、振付が間違っていなければOKではなく「こう体を動かす」「こういう気持ちで」「何々をしている」
感情表現も要求される日舞は、身体を自然に動かす手助けにもなります。
心と身体は密接に繋がっているからです。
気持ちが動くだけで身体は自然、効率よく動くことができます。
そういう意味でも心身両方を磨くことができる日本舞踊は、オススメですね。
全て理解すれば、自分で練習する時にもプラスになります。
上達のスピードが格段に違うのです。
そして体を効率よく動かす根本的技術のため、これがわかれば、異ジャンル(例えばダンスやスポーツ、武道など)にも通用します。
もちろん練習して体得するものですが、受け入れがスムーズになるのです。
私は皆早く上達して、一緒に踊ってほしいと思っています。
どんどんできるようになって、独り立ちする人もどんどん出て、千翠流を学んだ人達があちこちで活躍してほしいのです。
そうでなければ、日本舞踊は内向きにどんどん小さくなり、衰退していってしまいます。
趣味で踊りたい人も同様です。
わからないまま、先生に言われるままの踊りではなく、振りの意味が理解できて「こう踊りたい」と意思を持って踊れたら、絶対楽しいですし、観ている人も楽しい。観客を楽しませる踊りが踊れるのです。(技術ができるに越したことはありませんが、上手くてもつまらない踊りをする人は沢山います)
趣味で踊りたい人もプロを目指す人も完全にフォローするというのは、こういうことです。
千翠流は、本気の人ほど楽しめるお稽古です。
千翠珠煌日本舞踊教室は、本当の意味で踊りを心身の表現として楽しめる教室を1番に心がけ、お弟子さんたちと共に常に前進しています。
当教室にいらした方は皆、「こんなに楽しいとは思わなかった!」とおっしゃいます。
踊りを楽しむ体験を是非!
みんなでお越しをお待ちしております。
効率良く学ぶ為のお稽古の流れの詳細は
こちらからご覧ください。
関連ブログ:千翠流舞のおしごと その2も是非覗いてみてください。
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