人のお稽古を見る意義

昔はのんびりお稽古場で楽しんだ

私が日本舞踊のお稽古に通い出した40年前(もうそんなに経った⁈)まだカルチャーセンターみたいなものも無かったので、近所の踊りをやってみたい人たちが沢山集まっていました。
お稽古に来た順に先生に教わります。
当然何人かはお茶を飲み、世間話などしながら人のお稽古を見て待っていました。
それを見ながら、「次はこの曲踊ってみたい」とか「なるほど、そう踊るのね」なんて言い合っていたものです。
お弟子さん同士仲良くなるきっかけでもあり、家族や学校とは違ったコミュニティが、日本舞踊の稽古場の魅力のひとつでもあったと思います。
現在私の稽古場では、予約制で待たなくてもすぐにお稽古ができ、時間を無駄にしなくて済むようになっています。
学生は学校の他、塾や部活などがあり、主婦でも働いている人も多く、かつてのように半日お稽古場で過ごすような人はいません。
その分お弟子さん同士仲良くなることもなかなかなくて、ちょっと寂しい気もしています。

人のお稽古を見る

でも、それ以外にも勿体ないと思うのが、人のお稽古を見る時間が無いということです。
自分の動きを直してもらうのも十分お稽古なんですが、人のお稽古は、直してもらった意味がわかる貴重な時間になるのです。
先生が上手なのはわかる。
でもどうしたら、ということが割にわかりません。
人の動きが下手なこともわかる笑
そこで先生が”こうしてみて”とアドバイスします。
すると、上手に見える。
“こうすればうまくいく”という方法がよくわかるのです。
自分も言われているはずなのに、人のを見ると何故かよく理解できる、理屈がわかる、とでも言いましょうか。
すると、次にお稽古で同じことを先生に言われると
「あゝそうだった、こうしなかったからうまくできなかったんだ」とはっきり理解して、自分で直せるようになります。
自分で直せる、ということがとてもすごいことなんです。

お稽古の時間を有意義にするために

皆割に本質を理解していなくて、とにかく先生に言われたから直す、言われたから上手くできる、と受け身のまま習っていることが多いのです。
「先生がいないと踊れない」という言葉を聞いたことが本当によくありました。
上達していく人は最初からやっています。
すなわち、人のお稽古を見ていなくても、”こうすれば良いのだ”という本質を理解しようとし、自分の動きを直していきます。
稽古は自分の考えが正しかったか、確認する場にもなるのです。
現在はなかなか時間的に難しいですが、発表会の時にはなるべく組踊りを体験してもらえるようにしています。
時間を合わせて組む人の踊りも見たり、合わせたりする良い機会になるからです。
これも忙しい人が多いために、組むことさえ大変なことも多いのですが笑

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。