踊りに限りませんが、何か表現しようとする時、技術的なこと以上に気持ちというか、心情というか、表現してほしい内面について、教えるとか伝えるのはとても難しいと感じています。
この場面はこういう感じでそれを主人公(演者)はこう感じているのをこの動きで表現している、と言うことはできるのですが、本当のところ主人公がどう感じるかは言葉以上に様々な感情があるはずで、それを想像したり、感じたりして表現するのは演じる本人しかできないわけです。
ただ”嬉しい”といっても、お菓子をもらって嬉しいのと好きな人に会えて嬉しいのでは、違うわけですね。
それが極端な話、恋愛したことがなければ、好きな人に会った時の感情なんてわからないわけです。
かと言って、よく役者の話で言われる、罪を犯したことがなくても犯罪者の役をやらなければならないこともあるわけで、全てを体験しなければならないということでもありません。
踊りで、母が生まれた我が子に向かって愛情を注ぎ、幸せに育てと願う曲は、私が大好きな曲で、もう20年ほど前の振付ですが、いまだに踊っています。
これを踊る時は、歌詞や振りに乗って
“我が子よ、良く育て ”
と踊るわけですが、歌詞や振り以上に様々な感情
ーありがとう、のほかごめんねだったりー
がこみあげてきて、そんなところも観客に伝わるようで、親世代の方からは絶大なる好評をいただいています。
こういうことがあると、やはり体験することは重要であることは間違いないとは思いますが。
想像力を高めるためにもやはり様々な体験は役に立つと思うのです。
人生楽しい、嬉しい体験ばかりではありませんが、辛い体験があるからこそ相手を思いやれたり、その心情を想像できたりするわけで、全てが表現する糧になると思えば、前を向けそうな気がします。
日本舞踊も決して身体にとって楽な動きとは言い難いですが、それでも年齢に応じた様々な踊りがあり、人生における様々な体験が表現に生かされると思えば、身体に鞭打ちながらでも踊っていけたなら、それはそれで幸せなのかなと思ったりします。
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