着るものに影響を受ける

アクションクラブに在籍した最初の3年間は、ある”大人の事情”により、殺陣(所謂チャンバラ)もジャージで腰に帯だけ巻いて練習していました。
技術はそれなりに習得できたとは思いますが、その後移籍したところで袴を付けて練習するようになり
思わぬことを理解することになります。
それは、着物の所作でした。
洋服と着物では、立ち方、歩き方(走り方)が全く違うのです。
刀を振る技術自体はあったので、注意されることはありませんでしたが、袴を身につけることで自然に腰が落ち、すり足ができるようになりました。
袴を履いてのカッコいい走り方が、教わらなくてもできるようになった、ということです。
この数年後日本舞踊を始めることになったので、腰を落として動くことに何の違和感もなく踊ることができたのでした。
着物を着ていた時代の日本人なら、自然に誰でもできていたことなのだと思います。

昔は、よく和服を勧めるために
“日本人であれば必ず似合います”
という文句がよく言われていたのを耳にしましたが、もしかしたらこれからはそうも言っていられないかも知れない、と危機感を募らせています。
今の若い世代の人たちは総じて肩幅があり、腰が高くて足が長く、洋服が似合う体型になってきている印象があります。
これは、戦後和服が着られなくなってきた環境の変化に遺伝子レベルで現代まで変化してきた結果なのでは、と思うのです。
欧州の人々の写真として残る最初の頃のバレリーナの体型は昭和初期の日本人と大して変わらない印象でした(少なくとも私はそう思っているのですが…)
ウエストを絞って、細く、高く、という意識が現代の欧米人の手足の長い体型に変化させているのでは、と感じるのです。
日本人も遅ればせながら同じ道を辿っているのでは。
とすると、着物が似合わない日本人が増えてくる可能性は大いにあるのではないでしょうか。
こう考えると本当に日本の危機と感じてしまう…
踊り、やりましょう、
週に一度でも浴衣、着物着て遊びましょう、
イベント感覚でもいいので、
楽しんでいいので、
着物に是非、触れて欲しい!

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。