私が大病をしたのは娘がまだ8歳の時でした。
余命を宣告されたわけではありませんでしたが、思わず娘が成人するまであと何年だろう、と数えてしまった覚えがあります。
舞台の1週間前にひどい捻挫をしてしまった時は、どうやって舞台を開ければいいのかと、途方に暮れました。
振り返れば病気も回復しましたし、舞台は若い人たちが頑張ってくれて、私も何とか1曲踊って無事に閉幕しました。
新聞で、何があっても受け入れていくしかない、と言ったお話を読んで、ふと若い頃の光景を思い出しました。
確かまだ学生の頃だったと思うんですが、ラッシュ時ではないものの、そこそこ人がいる山手線から小柄なおばあさんが、さも足が弱そうな歩き方で降りてきました。
本人だけでも1人で危なそうに見えたのに、何と2,3歳のそれこそ足もおぼつかないような幼児2人を連れていたのです。
一目で周りの人達全員
“危ない”
と注視しているのが伝わりました笑
でも、そのおばあさんは全く気にする様子もなく
「良かったねぇ、どの電車乗っても席譲ってもらえて」
と子供たちに話しかけながら歩いて行きました。
そりゃそうでしょ、こんな危ない3人を見て席を譲らないなんてあり得ないくらいだ、と私は思いました。
恐らく、家族は反対したけれど、気の強いおばあさんは平気だと言って外出してきたんだろうなと想像しました。
まぁ何かあってからでは遅いし、これが正解かどうかはわかりませんが、自分の考え通り進むおばあさんは素敵だし、無理せず自分のペースで歩いているのも良いなと思いました。
どうしても1人でどうにかしようと考え過ぎて悩むことも多いですが、肩の力を抜いて、私にはこれができること、できないことは人にお願いしたり頼っても良いのではないか。
迷惑をかけてはいけない、と萎縮するのではなく。
人は1人では生きていけないのです。
私ができないこれをよろしくお願いします、と頼ってもいいのでは、もっと力を抜いていいのではないかと思うのです。
それが等身大の自分を受け入れることになり、相手をも認めることになるのではないでしょうか。
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