私が修業した流派は、創作と古典が両立する流派でした。
特に初代は洋舞を修めたのち日本舞踊の技術を身につけて独立した人で、当時のプログラムを見ると全曲創作。
見るだけで熱気が、情熱が伝わるようでした。
その当時そろそろ新舞踊の流派がちらほら出てきたそうで、新舞踊協会を立ち上げるから、と誘われたそうですが、”下手くそばっかりだったから”と笑、日本舞踊協会に入ったそうです。
二代目は、五大流派のひとつに修業に出され、創作と共に古典をしっかり身につけた方でした。
私の師匠は初代からの最古参の弟子で、よく初代の話を聞かせてくれました。
今では珍しくないロックに乗って道成寺を創作、腰までスリットの入った着物風の衣装で披露した時は”亜流だ”と非難されたそう。
戦前の話だそうで、そのバイタリティたるや、恐るべしといったところ笑。
まだビデオが無かった時代で、それを見ることは叶いませんが、見てみたかったなと思います。
私が入門した頃は流派の会は殆どが古典でしたが、必ず新作も披露されましたし、普段練習する曲には洋舞もあって、色々な動きや違うジャンルの曲を使うことには抵抗がありませんでした。
お会いしたこともない初代の考え、創作技術が二代目を通して受け取れるのは凄いことです。
古典、クラッシックの類が凄いのは時代が違うほど長い年月とそこに生きた数えきれない人たちの技術、考えが受け取れること。
創作はひとりで考えていくイメージがありますが、それが日本舞踊だったことで、私は初代から二代分の技術、考えを受け取れたのです。
これは非常にラッキーなことだと最近強く実感しています。
自分が試す前に50年、それ以上の失敗も成功も受け取れるのです。
長い年月をかけて淘汰されなかったものが伝わっています。
古典はその年月が長すぎるために”守る”ことで精一杯になりがちですが、それを十分受け取れたら破り、離れて新しいものを積み上げていき、次代に繋がなくては発展はありません。
正に”守破離”です。
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