ライブの意味

1974年にデビューしたTHE ALFEE。

これまでのコンサートの通算回数は2,700を超え、ライブバンドを自負する彼らにとって、コロナ禍の影響は大きかったと言います。

無観客ライブにも挑んだそうですが、観客がいるからこそのライブで、「生でライブを見ることは絶対に必要なはず」と言い切っていらっしゃいます。(読売新聞6/27記事より抜粋)

私は先日ライブハウスでの和楽器ライブに出演しました。

小さな会場ですし、コロナ禍ということもあり、お客様はほんの数人。

YouTubeとインスタでライブ配信をしました。

日舞はダンスほどではないものの、ある程度のスペースが必要で、特に千翠流舞は走り回る踊りも多く、限られたスペースのライブハウスは正直踊る演目もある程度限られ、踊りづらいということはあります。

それでも私が踊りたいと思うのは、下手するとささやいた言葉も聞き取れそうな、観客との距離です。

踊る時の息遣いやちょっとした気持ちの揺れ、変化、雰囲気などがお客様に伝わる。

お客様と対話をするように踊れるのです。

先日のライブで来ていただいたお客様に「踊り1曲ごとに雰囲気や気持ちが全然違うのがよく伝わって感動しました!」と言っていただき、本当に嬉しかったです。

以前の舞台で印象的だったのは、沖縄の首里城が火事になった直後のライブ。

たまたま沖縄民謡を取り上げ、沖縄の人の思いや私の気持ちを述べてから、心を込めて踊りました。

この時は、その場に居合わせた全員がひとつになったような感覚になり、いつもより気持ちが強く出たと思います。

踊り終わってからお客様に、「泣きそうになってしまいました。日舞がこんなにわかりやすい、メッセージの伝わるものとは思っていませんでした」と言っていただき、思いを共有できるのだ、と感動した覚えがあります。

踊るこちらも気持ちを伝える(表現する)とお客様から反応を感じ、それを力に更に表現できるのです。

配信を見てくれた人にも感想をお聞きしましたが、まぁ先生ですからお手本として綺麗に踊れていたのは当然なので(笑)何も言いませんし、「狭そうでしたね」くらいの感想しか聞けませんでした。

映像で感動させるには、もっとカメラワークとか違う技術も必要かも知れませんが、それでもライブには敵わないものも表現としてあると思います。

本音を言えば、もう少し広めのスペースでとは思いますが、このライブの喜びを知ってしまうと、やめられません。

舞踊家にももっとライブハウスを使わせて欲しい、と主張したい!です😊

 

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。