その人の能力は

先日TVで認知症の方の働く様子を取り上げていました。
普通に考えれば認知症で働けるのか、という疑問はありますが、本人にその気持ちがあって、適切なフォローがあれば実現可能なのだということがよくわかりました。
何より家で黙って過ごすよりよほといきいきとされています。

人はそれぞれ得手不得手があるわけで、好きな仕事かどうかまで含めてその人に適した場所があって、お互いに補完しあって仕事をしていけるといいですね。

だいぶ前、耳の不自由な子たちに日本舞踊を教えている先生にお話を聞いたのですが、
稽古が終わって雑談している時、ゼスチャーを交えながら、
「ヘリコプターが来ますね」
と言われて
「ええ?ヘリコプターなんて来ないわよ」
と言っていたのですが、しばらくするとヘリコプターの爆音が通り過ぎたそうです。
我々は耳で音を聞きますが、彼等はそのわずかな振動を感じ、”聞き”分けているんですね。

舞台でも、スタートの合図を舞台袖で足を踏んで(音をさせて)知らせようとしていたら、舞台裏を忍び足で歩いていた大道具さんの僅かな振動を感じて動き出してしまった、と先生は嘆いていました笑

目の不自由な方のお話は結構聞くんですが、耳の不自由な方のお話はあまり聞いたことがなかったので、新鮮な驚きがありました。

耳の不自由な方の感覚の鋭さを目の当たりにすると、健常者が想像するよりずっとすごいことができる有能な人たちであると感じます。

こう思うと障がいが個性であるというのもその通りだし、健常者の得手不得手と大して変わらないのではないかと思うのです。

助けてあげる、という上から目線ではなく、お互いに助け合って良い仕事ができたら、素晴らしいですね。
〇〇が不自由だから何もできない、みたいな思い込みはまずやめて、対等にお互い知るところから始めたい、と思います。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。