日本舞踊を”見せる”ことを仕事にする

日本舞踊のお仕事について、以前レッスンプロ(教室)が主な収入源であるというお話をしました。
日本舞踊が歌舞伎舞踊を真似て踊るお稽古事が発祥であることを思うと当然なんですが、私は他の芸能、ダンス・バレエなど踊りを見せることでお給料をいただけるようになりたい、と思っています。
(勿論なれる確率が低いことはわかっていますが)

マレーシア・シェラトンホテル

 

歌舞伎など古典芸能は、それがお仕事として成り立っていると思いますが、日本舞踊を古典(歌舞伎舞踊)と限定してしまうと、プロはあくまで歌舞伎役者であり、日本舞踊家は永遠にプロにはなれないと私は考えています。
このお話をすると、猛反発する声が聞こえてきそうですが笑、古典芸能を継承しているのは
歌舞伎役者たちです。
日本舞踊(古典)が歌舞伎舞踊だからです。
その踊りの振付をする方は”振付師”という仕事をしているわけで、舞踊家ではない、と思っています。

新宿御苑Rosso

 

私がやりたいのは日本舞踊の技術を使って踊る舞踊家であり、歌舞伎舞踊を踊りたいわけではないのです。
それでも、古典芸能が嫌いなわけではありませんし、日本人がもっと日本の芸能を当然知るべきだし、楽しんでほしいとも思っています。

JapaneseLoungeNight 

 

私自身は”古典芸能”と喧嘩をしたいのではなく、日本舞踊の技術を使った私独自の表現を追求し、表現して、それを楽しんで観てくれるお客様を増やしたい、お仕事にしたい、ということなんです。

デザインフェスタ
(東京ビックサイト)

 

たった1人で始めたことで、途中病気中断などもあり、なかなか進まなかった道ではありますが、今やっと若い人たちが私の表現の一端を担ってくれて、少しずつイベントやライブ出演など表現する場も増えてきました。

若い才能に出会い、何とか表現の場を作ってやりたいとも思っています。
私だけではできなかった表現ができるようになり、もっと仲間が増えてくれたら、と願っています。

氏神一番プロデュース
ジャポネスクルー

 

先日の舞台では
守破離を体現した現代の日本舞踊、とこの上ないお言葉をいただき、本当にそこまで到達しているのか、感謝と共に身の引き締まる思いでいます。
千翠流舞の舞台に一緒に立ちませんか?
一緒に新しい日本舞踊を表現しませんか?

若い仲間がもっともっと増えてくれたらと期待しています😊

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ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。