動画は全てを語らないが

先日舞台の臨場感、雰囲気は動画から伝わらないというお話を書いたのですが、その動画の特性を使うコツなどを少し。
最近は誰でも気軽に動画を撮れるため、お弟子さんの中には(というか割とみんな)自分の踊る姿を撮って確認するという人がいます。
まだ初心者の方などは、踊りが日常的な動きが多いため、ある程度順番を覚えれば格好がついていると思いがちです笑(笑ってはいけないけど…)
そこで動画を撮ってみて、ショックを受けるようで。
実は定点カメラでは、全く気持ち(雰囲気)などは伝わらず、技術の粗ばかりが目立つということになりがち…というかそうなりますね。
舞台中継が、TVで見てもあまり感動できないのと同じことです。
映像で雰囲気を出そうと思えば、アップにしたり、カット割を多くしたり工夫しなければなりません。
私も粗が見えるのが本当に嫌で、多くの人に見てもらうために配信までしていますが、一方でどうか直で舞台を見て欲しい、と切に願っている一人です。

そういう意味では動画を見てそんなに失望することはありませんが、雰囲気を排除した技術のみが確認できる特性を活かし、自ら動きをチェックして直していくために使う、ということをお勧めします。
技術自体はもうとにかく繰り返して身体に覚え込ませるしかありません。
暫くしてまた動画を撮ってできるようになったか確認する、という地道な作業をするのです。
あとは先生に確認してもらって、更に直していく。
この際、先生の動きをよく覚えておく、ということも大切です。
そして精一杯頑張ったと思えたら、今はこれが最高地点だと思うことも大切。
いつまでも”先生と同じにできない”と囚われていると演技に影響が出ます。
今身についた技術で、自分なりの気持ちを最大限こめて、表現する。
直に舞台を見る人には、逆に技術はそこまで重要ではないのです。
気持ち(雰囲気)が伝われば感動してくれます。
自分を最高の状態に持っていくのは、技術だけではない、ということです。
そこが踊りの難しさ、楽しさではないでしょうか。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。