日本舞踊の体験授業をしました!〜日舞講師の小話10〜

先日日本舞踊の授業をしている高校で、受験生対象の体験授業をしてきました。
私が教えている東京表現高等学院MIICAは、クリエイターやパフォーマーなど新しい表現を目指す人のための学校で、私は日本舞踊の授業を担当しています。
授業は、演技やダンス、歌などの実技系の他、デザイン、イラスト、企画立案、写真、映像製作など多岐に渡りまして、中学校を卒業する時点で明確、とは言わないまでも何か表現したい、との志を持った人が入学してきています。
体験授業も科目は多岐に渡るわけですが、今年は日本舞踊も体験に加わりました。
全ての科目が体験できるわけではないのですが、日本舞踊もなかなかスケジュールが合わなかったりなどの諸事情をクリアして、今年初めて体験授業をすることになったわけです。
自分の教室では全世代を教えているので、初めてではないのですが、入学を検討する中学生を相手にするのは当然初めてなので、いつもとは違い、相手に対しても自分に対してもこの場の独特の雰囲気を感じて少し緊張しました。
最初からお扇子を持って普通の授業を体験してもらえはば良かったんですが、ついつい余計な話を盛り込んでしまいまして笑
中学生の彼等も、初対面の相手、しかも友達ではなく先生で、受験するかどうか、入学したいかどうか考えながら、でも未知の高校の授業という緊張感。
ほとんど表情を変えない彼等の無意識な意識が私の彼等の内面を探ろうとする感覚とぶつかり合います。
高校生になって初めての授業はまだ緊張がありつつ、好意的で意欲的な意識を感じますが、その状態になるわずか半年前だというのに、こんなに違うのだ、ということがとても興味深く、面白かったです。
私が話したことはこの”意識””自分を表現することの大切さ”です。
日本舞踊だけでなく、表現系の授業は、表現を目指す人以外必要ない気がするかも知れません。
でも、どんな仕事をするにしてもコミュニケーションはとても大切です。
別に目立たなければいけないということではなく、自分はこういう人間ですと、相手に伝える能力。
誤解なく相手と話せることは、とても大切なことです。
大人しくても、この人はこういう気遣いができる、とかこんなことが好きなんだとか、伝わること。
変に周りを意識しすぎて壁を作ってしまったりすることは、スムーズに仕事をする上でも支障が出やすくなります。
何年も一緒に仕事しているのに全く自分の正体を見せない、というのは問題です。
…なんて日々こんな余計な話をしながら授業をしています笑
でも、通常よりも早く自分の道を目指して歩き始めた彼等は、通常よりも早く社会に出る可能性が高いのです。
それはとても大変なことで、表現や技術が早熟であっても精神はなかなかすぐに大人にはならない。
人生の先輩として、少しでも成長の手助けができれば、と考えているのです。
余計なおせっかいかも知れませんが、ちょっと心の隅にでも留めておいてくださいね、みなさん笑

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。