千舞祭vol.5 ありがとうございました❣️~その1~

3年振りの通常開催

千舞祭はコロナ禍において、中止になったことがありません。
3年前は、できるかどうか全く目処が立たない中、最低限の準備をしてごく身近の、お声掛けできる人をお誘いしてひっそりと開催。
次の年は緊急事態宣言の直後で中止を覚悟しましたが、市川市の判断で開催にこぎ着けました。
昨年は入場者半分ではありましたが、コロナ禍自体慣れてきた感があり、無事開催。
今年久々に何の制限もなく、通常開催の運びとなったのです。
だから特別、ということはないのですが、足元をきっちり見て作り上げていこう、という気持ちにはなりましたね。

第一部 舞踊会

舞踊会は千翠流のお弟子さんと、外部から特別ゲストとしてご参加いただいた舞踊家の方々の舞踊の披露の場です。
三味線曲から現代音楽にのった創作日舞まで、現代の日本舞踊をご覧いただきました。
弟子は最年少が6歳になったばかりの男の子。
今回仕事の関係で出演できなかった人もいて、かなりお稽古平均年数は浅いです。
ただ、私は踊り手の気持ちを伝えるのは技術だけではない、との想いを持っていまして、子供でも初心者でも”こう見えるように””〇〇を見てね””こういう気持ち”を必ず教えています。
子供だったら、「もっと嬉しい気持ち!」なんてことも言います。
これは、踊りは観客あってのもの、人に見せる前提である、というのが根本にありまして、たとえ未熟でもそれなりに見せる気持ちを忘れてはいけない、との思いからです。
下手なりにお客様をおもてなしする意識をいつも忘れない。
ですから、曲順ひとつとっても見ていて飽きない、少しでも楽しめる構成にしようと工夫しています。

ゲストは斎藤良斎さん、東山愛さん。
良斎さんは市川芸能文化協会で理事としてご一緒していまして、長いお付き合いをいただいています。
私の親くらいの年代の方ですが(と言ったら叱られる⁈)とてもお元気で、彼女の性格そのままの男前な踊りをご披露くださいました。
東山愛さんは、昨年より参加された方ですが、昨年は体調不良で出演叶わず、今年が初の参加となりました。
女踊り、男踊りどちらもキレがあり、創作日舞はおてのもの、という感じで華を添えてくださいました。
日本舞踊というと皆同じように思われるかもしれませんが、その名の通りその流派独特の流れがあり、気分も雰囲気も変わって、皆様にお楽しみいただけたのではないかと思っています。
ご出演いただいて良かった、と感謝しています。

第二部 和楽器コンサート

第二部よりYouTube生配信でお送りしました。
今年はほうがくのわ、あや*まり、和楽器メタルプロジェクトの3組。

ほうがくのわ 

和楽器交流サイト。全国の和楽器奏者との交流をされています。
その中から十七絃箏 櫻樹さん、箏 さおりんさん、尺八 乱山さん、津軽三味線 たにしさん、三線 いつなさんが出演。
アニソンを2曲披露する他、各楽器の奏法や有名な曲の演奏などを楽しませてくれました。

櫻樹《和楽器音楽 ほうがくのわ》 – YouTube

あや*まり
箏 紫月綾子さん、篠笛 星野麻理さんのユニット。
箏は通常尺八、三味線などと組むのですが、篠笛とはなかなか見られません。
ただ、彼女たちの息はピッタリで、かなりのオリジナル曲を輩出して、ライブ活動も頻繁に行なっています。
今回初出演でしたが、様々なオリジナル曲をお聴かせいただきました。

あやまり – YouTube

オンラインショップ⏬

あや*まり online shop (thebase.in)

和楽器メタルプロジェクト
箏 Tanyさん、尺八 Akkeyさん、千舞祭は3年目の常連です。
3年前にコラボ企画でご一緒して以来のお付き合い。
今年6月には氏神一番プロデュース・ジャポネスクルーにコラボ出演しました。
彼等は優れた演奏技術とオリジナル曲で観客を圧倒する凄い人たちですが、千翠流舞も振付して一緒に踊らせていただきました。
生演奏を一番近くで感じて踊れるのは最高の気分です。贅沢ですね。
と言いつつ、彼等の邪魔にならない、お互いに必要として、相乗効果あるパフォーマンスになるように心がけています。
1曲目「反撃の狼煙」短い曲ですが、迫力があり、演奏に負けないよう踊らせていただきました。
2曲目「バクチ・ダンサー」アニメ銀魂の劇場版主題歌。3年前振付し、梓渚が踊っていまして、どちらも千舞祭では初披露になりました。
「月と山椒魚」オリジナル。
「春の海メタル」2023版。
2曲ともメタルで、ミックスも彼等オリジナルで最高にメタルで迫力があり、素晴らしい作品でした。
後半2曲は振付していませんが、、曲が凄すぎて難しいと感じています。
いつかできればコラボしたいですが、皆様には是非生で演奏を聴いてほしい、と強くおすすめします。

和楽器METAL PROJECT CH – YouTube

さて、今年は本当に盛りだくさんで、とても1回ではまとめきれません。
第三部千翠流舞ショーはまた次の機会に振り返りたいと思います🤭

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ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。