千舞祭vol.5 ありがとうございました❣️〜その2〜

第三部千翠流舞ショー

千翠流舞ショーはおかげさまで毎回好評をいただいておりまして、今回は昨年の2倍！配信のご視聴もいただきました。
ありがとうございます！
でも、雰囲気が直に感じられる舞台を是非生でご覧いただきたい、とも切に願っております。

出だしは自己紹介的ソロ

梓渚自ら選曲した「地獄屋八丁荒らし」でショーはスタート。
とてもオシャレな曲で、おねえさんがさりげなく踊る難しい振付にしました。
雰囲気を出す、というのは本人の生活、性格が出てくるので、逆に言うとその年齢でしか表現できないものが出ます。30代の踊りも見てみたいですね。

私は25年前初演した「白鳥の湖」
何度か踊り、リニューアルもしていますが、今回は初めの振りに近いものを。
背中の表現は今の方が良くなったので羽ばたく振りを沢山入れました。
日本舞踊は縦より横の動きが多いですが、ジャンプしなくても空へ羽ばたく様子をお楽しみいただけたのではないかと思っています。
お客様からも”白鳥が良かった”との声を複数いただき、嬉しく思っています。

傭兵舞台の「巌流島」と薙刀舞

小松雅樹さん率いる傭兵舞台は今年2度目の出演。
彼等のみの演目もお願いしていました。
巌流島は田所敏弘さんの演出だそうですが、セリフを使わない、柝とツケ打ちと篠笛(あや＊まりの星野麻理さん)のみで表現。

千舞祭は”音の洪水”に晒されるので笑、ひとつ引き締まった演出でした。
今年初参加の女性陣、朱雀隊も薙刀舞で華を添えてくださいました。

部活高校生、気を吐く

部活で頑張る高校生ですが、夏休み練習まで少し間があり、仕上げてきていなかったことに、優しい先生(私)は少しだけ(笑)喝を入れ、何とか本番に間に合わせました。

しかし今年のメンバーは全員部活史上最も真面目なメンバーで、リハから本番へスリーステップくらいレベルが上がり、良いものをお見せすることができお客様にも概ね好評だったのは褒めてあげたいと思います。

今年の目玉、日舞×殺陣

JENOVA は、昨年殺陣師の小松雅樹さんが日舞相手に全く動じずに絡みをつけてくださったおかげで、今年は刀と鞘、刀と扇子(二刀流)など全く気使わず自由に振付したものをお相手いただいたもの。

絡みの田所敏弘さん、古森克宏さんも梓渚と2回目の顔合わせで、最初から驚くほどスムーズな立ち回りができました。
今年観られたお客様は幸運だった、と私は思います。

神田祭はロック

the家元というロックバンドの曲。現在は長唄方として偉くなってしまいましたが、当時の杵屋崇光、裕光兄弟が中心に結成、三味線ロックが売りのバンドでした。
これは私がまだ修業時代、師範名取の頃(30年ほど前)の振付。殆ど変えていませんがほぼ昔のままの振付、未熟かと思いきや結構いけてることが多いんですね(自画自賛笑)

こういう曲で楽しいと思っていただけることが、日本舞踊が良い印象になるきっかけになるのでは、と考えています。

いちげんさんが多かった今年の千舞祭

今年特筆すべきは、配信視聴者が昨年より倍増、当日精算チケット購入者が新記録だったことです。
ゲスト出演者が増えたことも一因かも知れません。
実は反響は昨年の比ではありませんでしたが、チケットはなかなか売れず、少し焦っていました。
その分当日いらした方が大勢いて、本当に嬉しい限りです。
そして諸事情によりお越しいただけない方に沢山ご視聴いただけたこと、1人でも多くの方に見てもらいたい、知ってもらいたい、楽しんでもらいたいとの思いが届いて本当に良かったです。
なかなか大きく開催するだけの力が無くて、少しずつ前進していこうと頑張っていますが、そんな私たち千翠流舞を応援くださる”応援チケット”の購入や支援金を届けてくださる方も少しずつ増えて、感謝と共に、休みなく歩み、楽しんでいただけるものを提供し続けたいと思っています。
本当にありがとうございました。
更に良い舞台をお目にかけます笑
また、次回お会いできますように…。