日舞ダンサー千翠珠煌の子育て〜親の願い

親の願い

大事な我が子が道を外さないでほしい
親なら誰しもが願います。
テレビを見て悪い言葉を知らないでほしい。
フラフラと遊びに行かないで。
勉強ちゃんとして。
ゲームはあまり…。なら、触れさせたくない。
変なドラマを見ないで。
変な人(男と、あるいは女)と付き合わないで。
でも、子供達にも子供達の世界があります。
友達から教わることもある。
異性に興味を持てば、今ならネットでいくらでも調べられます。
無菌状態では育てられないのです。

どう保護するのか、見守るのか

テレビは見せない、携帯を持たせない、電車に乗せない(乗る時は親が切符を買い、同乗するので、1人では乗れない)スケジュール管理は全て親。
確かにすれないで、素直に育ってはいるから安心。現在無事に高校生。
大学や社会に出た時、いきなり1人で果たして大人のお付き合いは大丈夫なのでしょうか。
変な話、どうしたら子供ができるかも知らないで、小さな子がわからずに性被害に会うようなことが起こっても不思議はないとさえ思えてしまいます。

心配はよくわかりますが、親も自分が歩んできた道を思い出す必要があります。

漫画を禁止されても何とか読もうとしたり、異性への興味だって半端なくあって、誰が教えるでもなくても知ろうとしました。

何か問題が起きれば、1人で判断しなければならない時があります。

どの段階で親の保護をどの程度外していくか、難しくはありますが、親は通ってきた道なのです。

もしも自分が親にそのように縛られたら(あるいは縛られていると感じたら)どう思うのでしょう。

何の反発も感じなければ問題ない、ということでもないと思うのです。

心配でも後ろで見守って、いざとなったら手を差し伸べられる準備ができたら、大変ですけど親としての役割を果たせる、ということではないかと思うのです。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。