私は幼少期は一日中お絵描きをしていました。
3歳からお習字を5歳からピアノを習ったのですが、長じてから体操とかバレエとかやらせて欲しかった、と親に文句を言ったら、どうも自ら言い出したらしいことがわかりました。
全く覚えていないのですが、3歳の頃お習字とピアノをやりたい、と言ったようなのです。
何かを見て憧れたんでしょうか。
その後ファンだった役者さんが設立したアクションクラブに入ることになり。
19歳で勧められるまま日本舞踊を習い始め…。
一見何の脈絡もなく様々なものに手を出した感じがするのですが、本人としては、どれも現在やっていること(＝日本舞踊)と非常に繋がっている、と実感しています。
絵を描くという行為は、全体の構成(雰囲気)をつかむことが容易になると思っています。
先生な動きをマネしようとする時、全体の雰囲気、動きまで掴むのが容易であったと感じています。
ピアノを習ったことは音階の基礎ができて、三味線を習う時とても役立ちました。
三味線を更に勉強したことで、1音の間に無限に音があることを聞くことができるようになりました。
耳が鍛えられると、踊りを覚えるのが早くなり、動くきっかけの音を沢山掴める利点もありました。
アクションは、やめて日本舞踊に専念すると決めた時、2度とやらないと思っていました。
でも、動きの中で腰の入れ方であったり、かなり参考になることが多く、”刀を振って踊りたい”と思う曲に出会った時には、”あゝ、アクションも無駄ではなかった”と嬉しくなったものです。
自分から自然に興味を持ったものは恐らく枝葉であり、元の幹には繋がっているのでは、と感じます。
外野に惑わされず、内なる欲求に静かに耳を傾け、行動していくことができたら、人生きっと無駄なことは何もないのでは、一見関係無さそうなことでも幹の部分で繋がっているのでは、と思うのです。
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