完璧ではなく、仕上げる。

踊りを教えていて、どのくらいできたら良しとするかのさじ加減は難しいものがあります。

お弟子さんごとの達成度が違うので、各人の成長に合わせて一段ずつあげていくのが良いのですが、
これもお弟子さんの性格によって、あるいはどう稽古したい、楽しみたいかによっても違いますね。

現在は皆忙しい中週一回のお稽古で覚えて、上達もしたい、ということで笑 仕上げの期間を大幅に増やしています。

昔、そうですね、20年くらい前までは通常の稽古では、覚えたら次の稽古日が仕上げとなりすぐ次の曲に入っていたので、発表会も同様に仕上げの日が3回もあれば良し、みたいな感じでしたので笑、荒いと言えば荒い稽古だったかも知れません。

今は皆さんも真面目というか、飽きたともこぼさず(私は飽きっぽいので笑)、粛々と稽古してくるので、自然と細かく直してしまうことになり、満足度も上がるかもしれませんが、果たして楽しんでくれているのだろうか、と内心思ったりもしています。

かと言って楽しくなる方向でのみとするには仕上げ期間が長いこともあって、何も言うことがなくなる心配もあり笑

今も昔も変わらないのは、一番最後の仕上げの稽古は、本人(お弟子さん)が
“やりきった””ここまでできるようになった”
と自信を持ってもらえるように声掛けすることです。
言うとしてもひとつだけ、すぐできる、技術と言うよりは気持ちに近いものを伝えて、これで大丈夫!
と背中を押すこと。

このひとつ、を考えることが実はとても難しくて、師匠の私としては一番緊張し、集中して踊りを見て決めています。
仕上げまで長い時間をかけたとしても、一番最後のひと言が、本番のそれこそ最高の演出になると信じているからです。

ヘタだからダメなんじゃないんですよ。
その人が自信を持って気持ちよく堂々と踊れることが一番なんです。
それが観客に伝わって拍手をいただけるんです。

そんな体験をみんなにも味わって欲しい、といつも願って教えています。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。