振付の覚え方

振付を覚えるのが早い、遅いは個人差がありますが、子供と大人で少し違うかも知れません。
初心者の場合は子供の方が丸呑みするように覚えるので早いことが多いですね。
但し最近の子供は塾など早期から色々勉強していることがあり、その場合は理屈で考える癖がついていて、大人並に覚えるのが遅いこともあります。

大人の場合は、身体が動きに慣れてくれば、
“こういう時はこう動く”
みたいな法則を覚えてその分暗記しなければならない部分が減って覚えるのが早くなる、ということがあります。
まぁそれも悪いことではなくて、振りさえ覚えられれば自分で練習できるので良いことではあります。

私はとにかく早く覚えた方が良いという考え。
早く覚えればその分この音で、このタイミングで、この歌詞でと意味や表現を追求する時間が沢山持てます。
疑問を先生にぶつけたり、ここはこういう意味、と教えてもらったり、より深い表現を目指せることになります。
何より曲に乗って踊れます。

当然のことなのですが、曲に乗って動くから”踊り”なんですね。
振付の順序を丸暗記して、形を直して動きのスピードを調節してから曲に当てはまるわけではありません。
曲なんて聴きながら踊らなければその曲の雰囲気は理解できません。

ダンスなどでは当然そのようにやっていると思いますが、日本舞踊では形が出来上がるまで曲に合わせることさえできない、みたいな指導もよく見かけるんです。

踊りの振りを丸暗記するなんて、私はできない笑
曲の音、唄、和楽器の音、様々なキッカケが多ければ多いほど丸ごと耳に入り身体に入って馴染み、踊れるのです。

ですから振りを教える時も合わせる音、歌詞などきっかけになるものを唄いながら動いています。

昔初めて家元先生の所で踊りを見ていただきに伺った時、高校生の直門の方のお稽古を見る機会がありまして、丁度5分ほどの三味線曲の振り入れだったのですが、曲の3/2くらいまでスラスラと流して二度ほど踊り、3回目には最後まで踊って
“はい、じゃ、踊ってみて”
このお弟子さんは家元が見守る中、ラストまで覚えて踊ってしまい、私は本当にビックリしました。
私はこの時から
“3回で振りを覚える”
を目標にして、それはそれは集中して稽古に臨むようになりました。

一度に覚えるのではなく、”繋げて”覚えていく。
最初の動きが終わる頃その振りの続きを思い出す、を繰り返していくのです。
振りと振りの間を覚えている、あるいは曲の”この音”に対する振りを覚えているなど色々ですが、何かと繋げていくことは、その”何か”=きっかけ(連想?するもの)が多ければ多いほど覚えやすくなります。

まぁそうなるには身体が動きに慣れていることも大切ですが。
だからこそ、間違っていようがとにかく沢山踊ることが一番の近道なんです。
悪い所、違う動きは直して貰えばいい。
試行錯誤して動いて稽古に臨めば、直された意味もより深く理解できることになります。

そうなれば趣味でも追求する面白さは理解できるでしょうし、それが踊る楽しさだと思いますね。

皆さんも是非踊りを楽しんでみましょう😊

 ご相談お問合せ、ご依頼は⏬
🌸千翠流舞HP: https://sensui-ryubu.com

踊りを楽しんでみたい方、千翠流舞メンバーになってみたい方!まずは無料体験で❣️
🌸千翠流日本舞踊教室HP⏬
https://sensuibuyou.mystrikingly.com

🌸千翠珠煌 X (旧Twitter)⏬
https://twitter.com/buyou_azaz?lang=ja

🌸千翠珠煌facebook⏬
https://www.facebook.com/sensuiryubu

🌸千翠珠煌Instagram⏬
https://www.instagram.com/sensui_ryubu/

🌸YouTube千翠流舞チャンネル⏬
https://youtube.com/@sensuiryubu

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。