日本人のDNA

私は日本舞踊の技術で創作振付しているのですが、ジャンルを問わず様々な曲を振付していると、昔から伝わる民謡や古典、少し新しくても昭和歌謡など時を経て残ってきたものに惹かれることがよくあります。
時間に淘汰されなかったものとは、それなりに完成された魅力があって、どうしても関わりたくなる。
日本人が長い時間をかけて享受してきたものは、日本人としてのDNAなのではないかと思っています。
ただ、それに伴って長い間受け継がれてきた踊りなどもあると、それは私がどうこうするものではない、と思ってしまうんです。
創作するなら現在の私なりのものを表現したいわけで、完成されたものを自分が生きたたかだかの時間で対処などできると考えるほど傲慢ではありません。
ところが面白いことに最先端の表現をしている人たちが、ある程度落ち着く?と古典や民謡に目が向くようなのです。
坂本龍一さん、細野晴臣さんらも沖縄民謡のリズムや声などを取り入れた曲を作られたり、渡辺香津美さんも民謡ばかりを集めてアレンジされたりしています。
ヨーヨー・マさんもリベルタンゴにチェロを併せていて素晴らしかったですね。
踊りは先ず曲が無ければ何もできないわけで笑、そういう現代の感性でアレンジや作曲された古典、民謡といった切り口があると、それに乗って現代の感性で振付して表現することができる、と思っています。
というわけで久々に渡辺香津美さんのアレンジした民謡を踊りたくなりましたし笑、
先日は、ボカロを民謡歌手の方と津軽三味線奏者がアレンジして発表されているのを見つけて、振付しました。
現代曲でも”日本”のアレンジが入ることでとても踊りやすくなります。
よくコラボする和楽器メタルプロジェクトの曲もメタル、ロック、J-pop、アニソンなどをアレンジされてまして、和楽器が入るだけで同じ曲でも非常に取っ付きやすくなる笑

よく外国に行くと自分が日本人であることを自覚すると聞きますが、新しいものを作っている人たちもふと自分のルーツを見つめたくなる、表現したくなる、ということでしょうか。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。