夢・やりたいことを見つけた人

私は今ご縁があって高校生に日本舞踊を教える授業をしています。
芸能・クリエイターなどを目指して勉強する学校なので、入学した時点で自分のやりたいことが多少朧げながらもある、という子達です。
興味を持つものや、将来やりたい夢などはその人の環境、タイミングなどもあるので、早ければ良いというわけではありません。
ただ、ウチの教室にも幼少期からお稽古に通う同年代の子がいるので、比べるわけではありませんが、興味深いところもあります笑
これはこの年代だから、ということではありませんが、やはりやりたいこと、向上したい気持ちがあるか無いかは学ぶ姿勢に雲泥の差ができる、ということは言えると思いますね。
そして当然姿勢が違えば学んで吸収できる量も違うし、意欲があればその先を自ら学ぼう、掴もうとします。
日本舞踊の部活動に参加している子たちは、舞踊会である千舞祭のショーにも参加しています。
彼等にはいいものを作ろうとする意欲が溢れていて、踊りは決して上級者ではありませんが、見る人を感動させることができます。
幼少から習っている弟子は”お姉さんたち”だと思っていたらしく、自分と同じ高校生だと知ると愕然としていました。
技術は恐らく幼少からやっている弟子の方があるはずなんですが、物心つく頃から”やらされていた”という気持ちが抜けないのか、今ひとつ熱心ではなく。
若くても、いえ、若いからこそ意欲、向上心でこれだけの差がつくのだと改めて思い知らされた気がします。
弟子には、
“あなたはできないわけではない、やらないだけ。
やればできるのに何故やらない、親御さんからの援助で小さい頃からやらせて貰える、恵まれた環境を何故活かさない？
先生はそれをいつも言っているんだよ”
と話しました。
同じ高校生の彼等を見て感じるものはかなりあったようです。
若い時の時間は大人のそれと比べてどれだけ価値があるでしょうか。
やりたいこと、自分の道を見つけるために勉強する、でもいいと思うんです。
興味を持てるものに出会えたらそれは幸せなこと。
別に仕事にしなくてもいいんです。
何もすることもなく、なるべく嫌な仕事をしないで生活して何とか遊べればいい、なんて長い人生勿体なさすぎる。
何かしらやりたいことが無いと嫌な私はそう思ってしまうのですが…笑