自分ではやらない人たち〜日舞講師の小話12〜

私が学校で教えていることもそうですが、自分の娘も芸能系の専修高等学校に通っていたため、芸能界やクリエイターを目指す人たちの話をかなり沢山耳にしています。
お稽古に来てくださる弟子たちの中にもチラホラ見受けられるんですが、夢を語るわりに受け身な人が多い気がしています。
私も10代の早い時期に、同じような夢を持っていましたので本当に沢山の同じ夢を持つ人に出会ってきました。
初めて大人の集団の中に入って、自分がいかに甘いか、実感せざるを得ませんでした。
私が最初に在籍したアクションクラブは、俳優を目指す人が殆どだったため、一緒に練習していてもライバル、ということになります。
週2回の練習は厳しく、それをこなすので精一杯でしたが、先輩たちは個人でも練習しているようでした。
そこで、同年代(高校生)3人で他の日に集まって練習するようになりました。
それを先輩に話すと、
「えっ⁈ 一緒に⁈」半ば驚き半ば呆れています。
自分がどんな練習をしているか、他の人に知られたくない、一緒に練習する時は1人ではできない練習をするチャンスだ、ということでした。
のちに別の所に移籍しましたが、最初にいたところほど厳しい雰囲気のところには出会いませんでした。
日本舞踊を始めてからは、個人レッスンということもあり、ウチで練習してくることは当然の前提になります。
レッスンは自分が練習してきたことを見てもらう時間なのです。
これで良い、と思ったことを修正してもらい、また練習を積む。
その繰り返しが成長になります。
大勢の人たちで表現するものにしても、個人のレベルを上げていかなければならないことは変わりません。
巷で聞く夢を目指す人の話でも、
「友達と集まって歌を作って練習しようと思って」
「滑舌が苦手なんだよねー」
「身体が硬くて」
なんて言いながら、実際のところ何もしないでただ嘆いている。
そんな人のなんて多いことか。
それで”厳しく教えてくれる”ところに通いたい、と言う人。
人にやってもらわないとできない、なんていう人は永遠にできるようにならないし、道も開けないと思います。
毎日一生懸命努力したって報われるかどうかの保証もない世界なのです。
役者になりたい、と言いながら発声もできていない人を誰が認めるでしょうか。
1人で練習するというのは想像以上に大変なことです。
続けなければ意味がないので、とにかく続ける工夫と努力をする。
道が開けるかは保証されていませんが、道が開けた人は間違いなく努力された方です。
そんな厳しい道を自ら選んだのなら、覚悟を決めてできることからでもひとつずつ実行していくしかないのではないでしょうか。

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千翠珠煌
13歳よりアクションクラブに8年在籍。 19歳より日舞(古典・新舞踊)を始め、師範名取を経て1998年独立。 創作舞踊公演、舞踊指導等。 2017年千翠流舞を発足、国内外問わず舞踊ショー・イベントなどの活動をしている。