180度違う人間になりたい
私は子供の頃自己肯定感が異常に低く、何とかこの大嫌いな性格を変えたい、と願っていました。
中学受験をしたことで、小学校時代の私を1人も知らないという環境に入ることになり、このチャンスに憧れていた性格になろう、と考えたのです。
すなわち、明るく社交的で、できればクラスの人気者になりたい、みたいな。
人見知りで、休み時間も校庭に出ることなく1人教室で絵を描いたりしているいわゆる”陰キャ”だった私。
大勢の友達がほしい、みんなの中心で楽しく笑ってみたい、そう憧れたのです。
結果、早々変われた訳ではありませんでしたが、それなりに人付き合いもできるようになり、想像したほどではありませんでしたが、何人かの友達もできました。
高校を卒業しても付き合いのあった友達はいたんですが、20代に突入して精神的に疲れを感じ始めます。
友達との付き合いに息切れしてきてしまったのです。
これは友達が悪いのではなく、私が自身を曝け出さなかったことで価値観が合わないところを無理矢理付き合い続けてしまった弊害？なのです。
多少合わないところがあったとしても、”この人はこういう人”とちゃんと認識してもらえるよう接していたらそれなりに無理して付き合う、みたいなことにはならなかったはず。
20代になって、自己肯定感が上がってきたことも影響していると思います。
これが私の個性である、それでいいじゃないかと思えるようになったのです。
根本的な性質、環境で形成された性格は簡単に変えられるものではなく、自身それを認めてどういう方向にいくかを考えた方が良いと感じています。
精神的に成長したい
社会人になると、素敵な先輩もイヤな上司もいますね。
もう大人なんですが、人として成長していきたい、という思いが出てきます。
1番やりたくないと思ったことは人の噂話。
女性の多い職場に数年いたことがあり、お喋りと言えば人の噂話。
昼休みの人の噂話と言ったら本当に気分の良いものではありません。
そんなに人のことを気にはしない方でしたが、それでも恋愛話なんかはつい話題に参加してしまったり。
何が話していいことなのか、よく考えてみました。
私のその時考えた基準はうわさする相手がもしもこの場にいても話せることかどうか。
同僚に、”そんなこと言わない方がいいよ”と忠告すると「私は”心配して”言ってるのよ」と言います。
「心配なら本人に言ってあげたら？」と言うと黙ってしまいました。
本人のいない場所でこうすればいい、ああすればいい、こんなことしたらしいよ、なんて言うことは心配ではなく、単なる興味です。
精神的成長は時間がかかる
自分がどんな人間になりたいか、幼い、未熟なところをどうやって矯正していくかは難しいところです。
でも、20年近くこの状態だったとすると、それを変えていくには同じくらい時間がかかるのだと、ある意味開き直ると(笑)あ、今日こんなイヤな考えが出ちゃった、と思ったら”うん、これはいけない”とひとつずつ訂正していくことが大切かなと。
そうすると次にはそのイヤな考え方が出そうになった時抑えられたりします。
そうしたら”また一歩前進(成長)したかな、と思えばいい。
未熟なのは仕方がない。
20年かけて成長しよう、で良いのでは。
性質は変えられませんが、精神的に成長することはできます。
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