千翠流は、流派を立ち上げる前平田りえ花舞踊倶楽部と名乗っていました。
別に1人で踊れれば良かったですし、流派には良い思い出が無かったので、自分で振付しても家元なんぞ名乗る気はなかった。
娘が踊る年齢になり、ママ友繋がりから教わりたい、と言ってくれる子供達、ママ達がいて始まったのです。
日本舞踊の世界とは無縁の人たちなので、あえてしきたりがどうのと言う必要がありませんでした。
ですから、おさらい会をしようとなったら、かかる金額は会費のみ。ご祝儀を弟子から受け取る前提でその為のお返しを準備する必要も無かったのです。
ただ、子供達には楽しんで欲しいし、舞台が怖くて、なんて子もいたので、上手に踊れたね、とご褒美をあげようと思い立ちました。
それもぶっちゃけ会費の中に含まれてはいます。
(ご祝儀のお返しではないということです)
何が良いかな、と娘に聞いてみると、「プリンセスのノート!」
実はそんなにディズニーランドへ連れて行ったことはなかったので、ちょっと驚いたのですが、女の子たちにはかなりの人気だったみたいですね。
その人気に驚いたのは、おさらい会当日。
舞台袖で「いや!出ない!」と涙ぐむ子が…
かわいい浴衣じゃない、おばあちゃん見に来てるよ、見せてあげなくちゃ、上手になったから大丈夫よ、あらゆる言葉を尽くしても動きません。
どうしたものかと思っていると、娘が飛んできて「踊るとプリンセスのノートが貰えるよ!」とあとのお楽しみだったご褒美を耳打ちしたのです。
舞台にはママと私が上手と下手に座って見守り、2人の間を行ったり来たりして何とか踊りました。
そして舞台袖に引っ込み、涙目になりながらも「これでプリンセスのノートもらえる?」と私に確認。
プリンセスの為なら踊れるんだ!子供って面白い🤣と思いましたね。
(イヤだと泣いていた子も数年後は楽しそうに大舞台に立っていました。⏬)
今年入門した4歳の女の子も最初、絶対舞台に出ない!と言っていました。ママも、人見知りが激しいので無理かもと半ば諦め気味でした。
この時、昔の「プリンセス事件」を思い出し、試しに「踊るとね、ご褒美にプリンセスのノートが貰えるんだよ」と言いました。
すると間髪入れず、「出る‼️」と言ったのです。
そんなに⁉️
思わずママと顔を見合わせました。
プリンセス、恐るべし‼️
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