秀作の裏には数えきれない駄作がある
私が初めて振付したのは、名取試験を受ける前の年あたり。 私がいた流派は古典舞踊の他に創作舞踊があり、師範試験には振付がありました。 名取になろうと意識し始めると必然的に振付の勉強もすることになったのです。 まぁ当時は師範...
私が初めて振付したのは、名取試験を受ける前の年あたり。 私がいた流派は古典舞踊の他に創作舞踊があり、師範試験には振付がありました。 名取になろうと意識し始めると必然的に振付の勉強もすることになったのです。 まぁ当時は師範...
第三部 千翠流舞ショー 千翠流舞ショーはおかげさまで毎回好評をいただいておりまして、今回は昨年の2倍!配信のご視聴もいただきました。 ありがとうございます! でも、雰囲気が直に感じられる舞台を是非生でご覧いただきたい、と...
日本舞踊のそもそもの始まりは、お稽古事 芝居小屋で観る歌舞伎役者の舞踊や唄は、恐らく最大の娯楽だったのでは、と想像します。 “あの”踊りが良かった、”あの”唄、歌ってみたい...
舞踊家に必要な看板と組織 よく政治家の”地盤、看板、カバン”と言われますが、日本舞踊でもそんな感じがある”のかなー”と。 私は元々肩書きには興味が無く、人との関係も上下で見...
日本舞踊の流派のトップは家元、と呼ばれます。 振付、指導、舞踊家としての表現活動など大勢の弟子達の指針、流派の象徴です。 その一門を束ねる者、家元はそれ相当の度量が無いと難しい、と感じます。 一般的に言うなら会社社長、と...
私は某流派で修業ののち独立しました。 独立したら教わる師匠はいないわけで、全て自分で踊るものを作っていかなければなりません。 独立する=流派を打ち立てる、なのです。 さて、新しく自分1人でやっていくとなると、修業中に授か...
私は絵を見ることが好きだ。 好みももちろんあるが、自分の好みではなくても“良い絵”はわかるつもり。 楽器の演奏にしても、ダンスにしても、手段が違うだけで表現しようとする行為には変わらない。 もっと平たく言うと人が何かを伝...
型があるから”型破りができる” これは3代目猿之助さん(現2代目猿翁)がインタビューで述べていた言葉。とても印象に残っています。 確かスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」が誕生したあとのことだったと思い...
踊りを始めて、少し踊れるようになった頃の私は、技術を完璧に習得した人が踊りの上手い人だと思っていました。 だから、何とか上手になりたいと稽古に励んだのです。 一方当時私は役者の端くれで、気持ちがわからないと恥ずかしくて踊...
10代の初めからアクションクラブで身体を動かしていた私にとって、日舞を始めたのが幼少からでなかったとは言え、振付自体を覚えることはそんなに難しいことではありませんでした。 とは言え、厄介だったのは三味線の”ノ...
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