力を出し切った舞踊会~本番に強い弟子たち~
沢山の方々のお力添えがあって、無事千舞祭vol.4か幕を下ろしました。
今年もコロナ禍にあって、思うようにことが進まない中、何とか間に合った、という印象です。
それだけに終演はとても感慨深いものがありました。
4回目となった千舞祭を振り返ってみます。
舞踊会では、新人達が頑張ってくれました。
昨年体調不良で初舞台が叶わなかった男性は、入門から1年半経って、男踊りも女踊りもキッチリ仕上げ、「初めて見たけど、男性がとてもカッコよかった」「素敵だった」との感想をいただきました。
5月に入門して、わずか3か月で2曲を仕上げて初舞台に立った女性は「そんな短期間で信じられないくらい上手!」とお褒めの言葉をいただきました。
若い人たち皆(皆若いですが💦)本番が1番良かった。
子供達もコロナ禍で休むことも考えて、早めに仕上げましたが、”元気に、楽しく踊ってね”という私の期待によく答えてくれたと思います。
何故か昔から我が弟子たちはみんな本番に強いのです(笑)
未来を見据えた和楽器コンサート
和楽器コンサートは、2度目の出演となる和楽器メタルプロジェクトと初出演のほうがくのわのメンバーでした。
ほうがくのわは和楽器交流サイトで、今回出演を募って、箏、篠笛、尺八、三線、十七絃箏の奏者7人がそろい、大編成でした。
ロックやアニソンをご披露いただき、和楽器をより身近に感じたコンサートになったのではないでしょうか。
舞踊家との交流では昨年和楽器メタルプロジェクトとのコラボ企画がありますが、まだまだこれから、という印象です。
意外にお互いのことを知らないので、先ずは知ること、そしてその先に試したり、交わったり、発展して行くことになるのではと思っています。
お客様にとっても、舞踊目当ての方、和楽器目当ての方が両方見られることで広がることがあるのでは、と期待します。
大好評だった千翠流舞ショー
さて、最後に千翠流舞ショーですが、今年のテーマは”俗っぽく”
昭和歌謡や、TVで誰でも見たことありそうな曲、耳馴染みの良いリズムなど、理屈抜きに楽しめるものを。
高尚な”作品”にならないよう気をつけました。
そして、今年初めて小松雅樹さん率いる傭兵部隊をゲストに迎え、本格的な殺陣を披露しました。
先ず私が踊りの振りを付けて、それに小松さんが絡みの殺陣をつけて演出してくださいました。
芯の梓渚は刀など振り回しつつあくまで舞踊なので、リアルな殺陣と合うのか、という危惧も少しはありましたが、杞憂に終わりました。
とても迫力があり、新しいパフォーマンスになったのでは、と思います。殺陣も様式的に(田村、と言いますが)する方法もありましたが、そうしなくても面白くなることがわかり、発見でした。
↑稽古の様子
振付は、絡みを考えなくては、と大変悩み少々無難な振りになってしまいましたが、小松さんが柔軟に受けてくださったのを見て、次回は自由に振付して、小松さんを困らせてやろう(うそです)、もっと良いものができる、と嬉しくなりました。(来年は乞うご期待)
当初有料配信を考えましたが、舞踊で既存の曲を多く使用するため、複雑な手続きを避けたかった、というところ。
カメラの配置も難しい問題で、記録用カメラも中央にあり、有料でお届けするほどのクオリティにするのは大変かなということもありました。
有料でもよいので、とおっしゃってくださった遠方の皆様には大変心苦しく、今後よく考えていきたいと思っています。
初めての配信は上手から風景が見える、という感じの角度ではありましたが、来客数と同じくらいのご視聴をいただけましたので、とりあえず良かったのでは、と思っています。
次回は是非ご来場いただけますよう、心より願っております😊
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